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喉に刺青を入れ、頭にはシリコンを注入して“ツノを生やした”28歳女性が語る、意外な過去「ずっといじめられてきた人生」

ペットのためにしっかり生きねば

 これからの展望を聞くと、せいらちん。さんは少し困ったようにこう答えた。 「結構絶望的だなとは思うんですよ。でも、ペットたちがいるので、しっかりしなきゃなとは思います。自分が働いて、満足な生活をさせてあげないといけないですから」 =====  昼夜逆転の毎日を繰り返しながら、せいらちん。さんは一生を進めていく。自分よりも弱きペットたちの生命を守るために。  元旦那との結婚生活は1年ほど。その締めくくりで聞いた言葉で、今でもせいらちん。さんが心に残す言葉がある。「結婚当初から、お前のことは好きじゃなかった」。学生時代のほぼすべてをいじめの被害者として過ごし、救いを求めても親から理解されない日々に喘いだ。生涯の伴侶になるはずだった人から突き放されたとき、彼女は何を思っただろう。  人ではないものになりたい――よくあるお寒い虚勢や粋がりではない。人間の世界に疲れ果ててすべてを諦めながらも、別の存在として生きることを選んだ希望の言葉に思える。 <取材・文/黒島暁生>
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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