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広陵高校の「甲子園出場辞退」騒動…ライバル校OBが語る“中井監督の知られざる実像”

学校内に漂う“沈黙の空気”

 また、広陵が出場辞退を発表した会見で、堀正和校長が「選手からは何一つ質問もなく」、「(保護者からも)何一つ質問が上がらず、私たちの意志を受け取ってもらえたと思っております」などと発言があったことに関しても、A氏は違和感を覚えたという。  A氏は「(部員や保護者が)学校に対して何も言えない雰囲気があったのも事実だと思う」と前置きをしたうえで、「学校の発表を信じ切っている保護者も少なからずいるのでは」と話した。

広陵は加害者か被害者か

 実際にA氏は、数年前に広陵野球部でプレーした息子を持つB氏と今回の騒動について話す機会があったという。「あくまでも学校側の発表が正しい」という考えを崩さなかったようだ。  むしろB氏は、「春の時点で対外試合出場停止の処分を受けているのに辞退に追い込まれるのはおかしい」「非はあくまでも炎上に加担したSNSやメディアにある」として、中井監督を擁護。あくまでも広陵野球部が被害者というスタンスだったという。保護者やOBの中でも、一連の騒動についての意見が分かれているようだ。  果たして今回の騒動はどんな決着を見せるのか。すでに広陵は調査のための第三者委員会を設置済み。指導体制を抜本的に見直す方針を発表している。もし伝統という名の膿が蓄積されているのなら、それを出し切るのは今しかない。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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