恋愛・結婚

婚活に失敗し続ける高学歴・高収入の36歳男性。ハイスペックでも「女性から拒絶される」男性の実態

「真理・本質理解」において「頭が悪い」

 しかし、実際にはその2つのタイプは全く別の資質が必要であり、「高偏差値・高収入」の「頭の良さ」はあっても、「真理・本質理解」がてんでダメという人は少なくありません。  田村さんがまさにそう。率直に言わせていただくと、田村さんは「真理・本質理解」において「頭が悪い」のです。  まず、田村さんは“価値観は多様である”という世の中の真理を理解していません。  田村さんが正論だと言っている主張は、たしかに一つの正解の考え方かもしれませんが、それだけが唯一無二の正しい答えではなく、ほかにもいくつもの正解の考え方があるもの。  価値観の多様性とは、考え方の正解は一つだけでないということであり、田村さんの主張も一つの価値観ですが、別れた彼女たちの主張もべつの価値観として尊重されるべきだったのです。

「恋人を論破して勝つ」は間違えている

 また、田村さんはディベート力が高く、彼女側の主張をねじ伏せていました。そんな田村さんはおそらく、恋人間の話し合いでも自分の意見を認めさせること、すなわち“相手を論破することが正しい”と思い込んでいるのでしょう。  けれど恋人間のコミュニケーションにおいて、“相手を論破することが正しい”という思考が、そもそも正しくないのです。  なぜなら、正論(だと思い込んでいる論)を振りかざして論破している人は、往々にして勝敗にこだわる思考回路なのですが、人生のパートナー候補との対話を勝った負けたの視点で考えている時点で、間違えていると思いませんか?  論破して勝ったところで、それで恋人との信頼関係が崩れ去ったり、恋人から人間性的に相容れないと思われたりしては、コミュニケーションとして失敗。つまり田村さんは、人間関係の本質を理解できていませんでした。  恋人との対話で大切なのは、自分の価値観を押し通して論破することなどではなく、まず相手の価値観も認めたうえで、お互いが納得できる着地点を二人で見つけ出すことなのです。

常に自分が正しいと思い込んでいるアホ

 ――田村さんは自分への理解度が低かったとも言えます。 「高偏差値・高収入タイプ」の「頭の良さ」はあったけれど、「真理・本質理解タイプ」の「頭の良さ」は皆無だという自覚がなかった。あえて厳しい言い方をしますが、田村さんは頭が良くて常に自分が正しいと思い込んでいるアホだったのです。 <文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi
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