「産んで後悔している」母親からの暴力、社長からの性被害…壮絶な人生を歩んだ31歳女性が信じるもの
損害賠償を請求し、退社。その後は…
虐待サバイバー同士でユニットを組んだワケ
現在、うつ病の治療が奏効し、長期間休止していた音楽活動も再開することができた。虐待サバイバー同士でユニットを組むという発想は、どのようなところから生まれたのか。
「私が20代でライブハウスで歌っていた当時、演者は若いけれどもお客さんの大半はおじさん――というアンバランスな状況がありました。お客さんが求めているのは、元気で聞くと活力をもらえるような音楽で、私が過去の体験をもとに作ったものはあまり刺さらなかったんです。くわえて、お客さんの何割かは、少なくとも私の眼には、『若い子と話しに来ている』ような人もいて、そういうアイドル的な期待をされるのが苦痛でした。
30代になり、たまたま似た境遇で育った相方と音楽をやろうという話になって、自分が表現したいものを表現できるようになったので、活動をまたすることにしたんです」
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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