ライフ

「永遠の部屋」から出られない恐怖…“引き寄せマニア”の編集者が南米ペルーで体験した「アヤワスカ」衝撃ルポ

•言霊体験をする

シャーマンはシピボ語で歌っているはずなのに、ある瞬間から、明らかに日本語の歌詞として耳に入ってきて、「アントニオは日本語で歌えるのだ」と錯覚した。歌詞は、「黄金の山・金塊・ゴールド♪ とっても綺麗な輝くお城だよ〜、埋蔵金がザクザクで〜♪」という内容だった。私は徳川埋蔵金の歌だと思い込んで「具体的な場所はどこですか? 群馬ですか、静岡ですか?」と、メモ帳を持ってシャーマンに聞いていたが、シャーマンは無視して歌い続けていた。 翌日シャーマンに確認すると、日本語の歌詞は一切なかったそうだ。だが、何とシピボ語でエルドラド(黄金郷伝説)に描かれた、まばゆい光を放つ聖なる黄金の神殿について歌っていたという。聞くと、そこは熟達したシャーマンが集まる聖域らしい。一緒に儀式を受けていた岩崎さんも「実は、私も黄金のお城みたいな映像を見ていたんですよ!」と言っていたのが印象的だ。二人同時に、歌のイメージを受け取っていたことになる。私の場合は若干、卑しさが前面に出てしまって埋蔵金として脳内変換されたが……。 知らない言語にもかかわらず、内容がわかったり話せるようになったりすることを学術的には「真性異言」や「ゼノグロシー」現象と呼び、無意識のうちに記憶していたものが何かの拍子に出てきただけだと考えられている。しかし、私は、今回の体験は学術的な説明があてはまらない「言霊現象」だと考えている。言葉に宿ったイメージが直接脳に入ってきたとしか考えられないのだ。なぜなら、シピボ語は絶対に生まれて初めて聞いた言語だからだ。

•憑依体験

しばらくすると、急に猛烈にタバコが吸いたくなった。シャーマンタバコを手に取ったその瞬間、自分の身体の動きが制御できなくなった。 気づけば、まるでガラの悪い男のように、片膝を立ててだらしなく座り込み、ダルそうにタバコを持ちながら「ぺッ」と床に唾を吐いていた。 その間も、私の意識は完全に切れていたわけではない。むしろ、行動している自分を冷静に“俯瞰”する感覚――いわゆるメタ認知が働いていて、「えっ、なんでそんな野蛮なことしてるの、自分!?」と内心では混乱していた。けれど、止めようと思っても身体はまったく言うことを聞かなかった。 呼吸のリズム、指先の動き、目の使い方――身体の隅々まで、いつもの自分とはまるで違う。別の人格が、リアリティをもってこの身体に現れ始めていた。 そのとき、ふと確信した。「ああ、この仕草や所作は、どこかで実際に生きていた男のもので、今、私に憑依しているんだ」と。 ぼんやりと、男の姿が脳内に浮かんできた。はっきり見えているというより、頭の中に“感じ取る”ような映像だ。浅黒い肌、長くて少し湿った髪――しばらく洗っていないようだった。どうやら日本人ではないようで、貧しさと、どうにもならない社会への怒りや絶望を抱えていた。 「この人は、本当に辛かったんだな……」そう思った瞬間、込み上げるような激しい吐き気に襲われ、私は枕元に用意されたバケツに向かって「オエッ」と空気を吐いた。 すると今度は、ガバッと身体が後ろに引き戻されるようにして布団の上に倒れ込み、そのまま大の字になって仰向けに。そして、目と口が、信じられないほど大きく開いた。 次の霊が乗り移ったのだ。大の字で口を開けたまま亡くなった女性が体の中に入ったことがわかった。その女性の国籍は不明だったが、髪が長く誰かに殺害された女性だった。「突然殺されて亡くなったんだ、可哀想に……」と同情したら、また次の霊が乗り移ってきた。原爆で亡くなった少年、同じく原爆で亡くなった中年女性、無理心中で亡くなった女性、母親の子守唄を聞く障害を持った子供……さまざまな霊が私に乗り移ってきた。
次のページ
•時空を超え、解離する自己
1
2
3
引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話 引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話

「引き寄せ」を極めし者、廃人一歩手前まで行ったオカルト編集者がたどり着いた“真実”

SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】