更新日:2025年08月20日 16:09
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「ダウンジャケットは不人気に」「丸井は脱アパレル」…ほとんど知られていない“ファッション業界”3つの激変ポイント

激変②「高校生が制服を着崩すことがほぼなくなった」

高校生 東洋経済オンラインでも<高校生が「制服を着崩さなくなった」本当の理由>記事が掲載されていますが、街を歩けば簡単に理解できるかと思います。  女子も男子も制服を正しく着用しており、昔のような「パーカーを中に着る」「ジャージパンツを組み合わせる」「腰パンする」「バッグを改造する」「短ラン・長ラン」「ルーズソックス」などのいわゆる「制服改造」高校生が全く見かけなくなっているのです。  ここにはいくつか理由があり専門家らしき人が「反抗の美学から調和の美学へと移行したのだ」など述べていたりしますが、私は本質的なところとして「服の値段が下がったから」ではないかと思っています。  そもそも制服の着崩しは「制服を格好良くオシャレに見せること」が原動力でしたが、その背景には「私服に自信がない」「私服のバリエーションがない」ことも背景にあったかと思います。事実90~2010年ごろには「制服デート」は一般的で、私の若い頃でも休みの日に制服を着てデートするなど確かにありました。つまり当時の高校生たちは「制服までセンスよく、かっこよくしたい!」のではなく、「制服でセンスを表現するしかなかった」のです。

私服ですでにセンスを表現できている

 ユニクロやファストファッションが登場し、現実に使える程度の品質やトレンド感を獲得したのはここ10年の話。2000年ごろのユニクロはやはり「格安量販品」の範疇を出るものではありませんでした。  ここ最近は 倫理的な問題はさておき、SHEINや格安ブランドなど手頃な価格でハイブランドをコピーしたデザインのものが手に入るようになりました。私服ですでにセンスを表現できている以上、あえて制服を着崩す必要がなくなったのです。  また、制服自体も自由化し、「スカートかパンツか選べる制服」なども登場。私立など校則を緩和させ、シューズ自由化、バッグ自由化など個性を重んじる姿勢に変化してきています。10年一昔と言いますが、制服改造なんてもうおじさんの昔話にしかならないのですね……。
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売れなくなったダウンジャケット
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