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橋本真也の急逝から20年。蝶野正洋が振り返る「死の1カ月前に橋本が語った復帰プラン」

トークショーで話せるネタは、全体の10%くらい

「だから、そういう表のトークショーで話せるネタって、全体の10%くらいなんだよ。あとの90%は、とても人前じゃ話せないようなことばかり。某新弟子に『後楽園ホールの非常階段にぶら下がれ!』と命令した話とかね。後楽園ホールってビルの5階にあって、その外に非常階段がついてるんだけど、そこにぶら下がれ、と。落ちたら大ケガというか、下手したら死ぬ。それを面白がってやらせようとする。でも橋本選手がすごいのは、新弟子がビビって躊躇していると、『俺がやる』と言って、本当に自分でぶら下がったっていうんだよ。 そんな話はたくさんありすぎるんだけど、正確に記憶しているのは俺だけのような気もするから、今でも思い出して話している感じだね。橋本選手の人生は、本人の意に反して短いものだったかもしれないけど、これだけのエピソードを残したんだから、やっぱり、さすがだなと思うよ」 <談/蝶野正洋>
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