恋愛・結婚

ラオス人と国際結婚した日本人女性、モテモテの夫とは「波乱の連続だった」天井裏から女性の下着が出てきて…

天井裏から女性のドレスや下着が…

モテモテ

この頃はモテモテだったという

こうして二国間の煩雑な手続きを経て、二人は晴れて正式に夫婦となった。タイ・パタヤでの新生活が始まったが、映子さんによれば結婚生活は「波乱の連続」だったという。その原因のひとつが、サワンさんの“浮気癖”にあったようで……。 「サワンはパタヤの旅行会社に勤め、泊まりがけのツアーに同行することが多かったので、月の半分くらいは子どもと私の二人きり。ある日、アパートでベッドに横になっていたとき、天井の梁の一部に何となく違和感を覚えたんです。軽く手をかけて天板を外してみたら、そこから大量の女物のワンピースに下着、さらにはハイヒールのサンダルが……。すぐにサワンに問いただすと、『これはお客さんの忘れ物を預かっていただけ』の一点張り。どうやらタイでは天井裏に物を隠すことがよくあるらしいのですが……“そんなわけあるか!”って感じですよね(笑)」 “浮気”エピソードはそれだけではない。 「新居に引っ越すとき、サワンから『引っ越しの準備が大変だから、子どもと一緒に近所のお姉さんの家に泊まったら?』と言われるがままにしたんです。ところが、いざ新居に入ると、冷蔵庫に知らない醤油が入っていたり、ベッドカバーに砂がついていたりして……これはもう“明らかに女を連れ込んでいたな”ってわかりました。 それで怒りが爆発して、寝ているサワンの髪を半分バッサリ切っちゃったんです(笑)。その結果、仕方なく坊主にすることになり、今でもずっと坊主にしていますね(笑)」

夫婦喧嘩で4ヶ月家出!

カラオケ

今年のお盆は新婚生活を送ったタイ・パタヤへ。サワンさんの姪っ子が経営する「ERIKO KARAOKE」にて

しかし、パタヤでの生活は長くは続かなかった。2002年から2003年にかけて、中国や東南アジアで鳥インフルエンザとSARSが流行し、これまでタイを訪れていた旅行者が激減。その影響で、サワンさんの仕事も急に暇になった。 収入が不安定になった映子さんとサワンさんは、日本に拠点を移す決断をした。帰国後すぐ千葉の同じ鉄鋼会社に採用され、サワンさんは工場勤務、映子さんは営業事務として働き始めた。だが、サワンさんの“浮気癖”は日本でも収まらなかったという。 「日本に戻ってからも、サワンが以前遊んでいた日本人女性がいて、その子から会社に直接電話がかかってきたことも(笑)。そのときは、つい『そんなに欲しいなら差し上げましょうか?』なんて言ってしまいましたね。結局、その女性とは別れたのですが、1か月も口をきかない期間がありました」 他にも小さな価値観の違いでストレスが溜まることも……。 「私はきっちりしたい性格なのに、サワンは何でも『マイペンライ』で済ませてしまうので、だんだん『マイペンライ』という言葉自体が嫌いになってきて(笑)。あと、ラオス人は家族や親戚との絆がとても深いので、核家族で育った私には、少し煩わしく感じるときもありました。さらに子育てに関しても違いが多く、うつ伏せ寝を勧められたり、母乳は良くないと言われたり、妊娠中にビールを飲むと良いなど、驚くことばかりでしたね」 お互いそうしたことが積み重なり、今年の1月にはサワンさんが家出してしまったのだとか。 「パタヤにある姪っ子が経営するカラオケ店の手伝いに行ったんです。もともとは会社の社長と一緒にタイ旅行へ行く予定でしたが、そのまま『仕事が暇な時期だから』と休暇を取り、サワンだけタイに残ることになりました。最初は1か月ほどのつもりだったのですが、結局、4か月も滞在していましたね」 現在、サワンさんは庭木や植栽の管理を行う造園業に従事している。「せっかく日本に来たのだから、別のことに挑戦してみたい」と言ったのがきっかけだったという。 子どもも今年で25歳。家族3人で映子さんの地元である千葉県で暮らしている。サワンさん自身も、「今は浮気をせずに真面目に働いている」と語るが……。 「ラオス人は本来、真面目な国民性ですが、サワンは日本のバブル期にタイで長く日本人相手に働いていた影響もあり、どこかタイ人のような“プレイボーイ”感があります。彼には何度も浮気をされましたが、遊んでいても、最後には真面目に戻ってくるんですよね。それにしても、あのカオサンでのナンパからここまで結婚生活が続くとは、当時の私も思っていませんでしたね(笑)」 <取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
1
2
【関連キーワードから記事を探す】