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鈴木誠也、後半戦「打率1割台」の大失速…それでも「カブス逆転Vの切り札」となっている“決定的な理由”

後半戦の長打率はリーグワースト…

 特に深刻なのが長打率だ。鈴木が前半戦にマークした長打率は.547。これは規定打席に達しているナ・リーグの77選手中6位という上位にランクインしていた。しかし、後半戦の長打率はわずか.259で77選手中77位の最下位に沈んでいる。天国から地獄とはまさにこのことだろう。  一時は期待された打点王も今や風前の灯火。110打点を挙げ、ナ・リーグのトップに立つカイル・シュワーバーには、すでに23打点差をつけられている。オールスター時点では、鈴木がシュワーバーを8打点上回っていたが、あっという間に抜き去られてしまった。  さらに同じ日本人選手の大谷翔平も鈴木の直後で逆転をうかがっている。オールスター時点では鈴木がつけていた「17」の打点差は「3」にまで縮まっている。

鈴木が打点を挙げた試合は8連勝中

 このように後半戦に入り、打撃が低迷中の鈴木だが、チームからの信頼は揺らぐことがなさそうだ。鈴木は後半戦でも2番か3番の中軸を任されているのが何よりの証拠で、さらに鈴木の打点がチームを勢いづかせる点も前半戦と何ら変わっていない。  後半戦に入ってから鈴木が打点を挙げた試合は7試合あるが、カブスはそのすべてで勝利を収めている。オールスター前の試合から数えると目下8連勝中。ムードメーカーの一面もある選手だけに、“鈴木が打点を挙げればチームが勝つ”というオールスター直前からの不敗神話は、今後も続いていくことに期待したい。  カブスは今季もうブルワーズとの直接対決がないため、逆転優勝するためには勝ち続けるしかない。間違いなく鈴木のバットがカブスの命運を握っている。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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