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「当時は金銭感覚が狂っていました」元セクシー女優が語る引退後の生活。離婚してワンオペ子育て「詰んだと思ったけど…」

セクシー女優時代の話を映画化したい

しじみ——役者をしながらシングルマザーでの子育て。誰かほかの人の手を借りることはあるのでしょうか。 「ないです。完全にワンオペですね。両親はずっと島根に住んでいて。離婚してシングルマザーになった直後は『詰んだ』って思いましたよ」 ——島根に帰るという選択肢はなかったのですか? 「実家には姉夫婦とその子どもも住んでいて。近所には私の以前の仕事がバレているので、両親も帰って来て欲しくはなさそうなんですよね。役者として地元で舞台をやってみたいと思っても、家族からの反発があってできずにいるんです」 ——そうなると、撮影の仕事ができる時間ってかなり限られていますよね。 「そうなんです。仲良しのスタッフさんがいる現場なら、子どもを連れて行けることもあるんですけどね。この前もホラー映画の撮影が17時入りだったので、子連れで行ったんですよ。隣の部屋で待機させてたんですが、4歳の男の子が静かにしていられるわけがない。 その時は監督が『このシーンは、子どもの声が聞こえるのも怖くていいんじゃない』って言ってくれましたけど、やっぱり基本的には子連れではスタッフさんにしわ寄せがいってしまうとは思っています」 ——心苦しさはあるのですね。 「一時期は不眠になるほど行き詰っていました。でも、ちょうどその時にYouTubeドラマの脚本を書き始めたんですよね。これがもう楽しくて!映画の制作や監督とか、実は好きなのかもって気づきました」 ——役者だけでなく、裏方としての活動も開始されたのですね。 「私が思いついたセリフを女優さんが喋ってくれるって、めちゃくちゃ面白いじゃないですか。私は演技をするのが好きなんだと思っていましたが、“そっちなのかな?”と思い始めています。映画づくりの勉強なんてしたことないのに、これまでの演技経験のお陰か、カット割りとか自然にできちゃうんですよ」 ——過去の経験がそのまま活かせているわけですね。 「まだ結果を出せてはいないのですが、ゆくゆくは映画祭でグランプリをとることが目標なんです。いつか私がセクシー女優をしていた時代の話を映画化したいと考えているんですよ。あの頃のこと、全部メモに残してあるんです。これを面白おかしく、『全裸監督』みたいな形で出せればな、と」

「貧乏だけど、すごく幸せです」

——プライベートでの目標はありますか? 新しい恋愛とか……。 「ぜんぜんできてないですよ!離婚した直後はすぐに再婚したいと思っていたけど、年々相手を選ぶ目が厳しくなってますね」 ——どういう人が理想なのですか? 「できれば自分と同じバツイチで子持ちがいいです。でも、元奥さんに育てさせている男性はちょっとな……。たぶん、シングルファザーがベストなんですけど、そんな人がそもそも少ないから難しいですよね」 ——確かにそれはハードルが高いかも。 「恋愛映画も撮ってみたいんですけど、あまりに恋愛してなさすぎて、脚本がまったく浮かばないです。作品づくりのモチベーションのためになら、してもいいかもしれない……」 ——要は、そこまで恋愛に重きを置いていないのですね。 「そう。結局のところ、私は独りでも何とかなると思ってるんですよ。今は映像制作という生きがいもあって、子どもも可愛い。私、貧乏だけど、すごく幸せです(笑)!」 ——ありがとうございました! <取材・文・撮影/もちづき千代子>
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