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“推しのため”に「セクシー女優デビュー」する人も…月収200万円の半分を“推しに注ぎ込む女性”のリアル

非日常を求めて選んだ仕事と趣味がリンクする生き方

たかなし亜妖 Fさんは「華やかな世界が好き」らしく、アイドルもののアニメにハマった際に人気商売への興味を持ったそう。 「もともと非日常的なものが好きなんです。自分が女優になった理由も、お金以外はそこですね。アニメや漫画、ゲームって現実を忘れさせてくれるじゃないですか。イケメンと美女しかいないし、あり得ないことがまかり通るし(笑)」  時折「推し活をしている自分が好き」といった承認欲求タイプのオタクもいるが、Fさんの場合は違うとのこと。非現実を求めて女優デビューを選び、趣味も継続するという、夢の中で生きる“独自の少女性”が伺えた。  筆者も非日常を求めてセクシー業界が面白そうだと思ったフシがあるため、Fさんの気持ちはなんとなく理解ができる。

女優たちの推し活に潜むリスク

 あくまで彼女たちは一例であり、他にも様々な推し活をする女優がいる。無趣味・無欲な人はほとんどおらず、特に今の時代は何かにハマったからこそ業界の扉を叩くケースが大半だ。  身を滅ぼさない程度なら、趣味を充実させるのは良いことだと思う。大金が必要なジャンルは歯止めを利かせるのが難しいけれど、それが彼女らの生きるモチベーションへと繋がるのなら、“悪”ではないのだろう。  ただ、度が過ぎた推し活は極めてキケンなので注意したいところ。人生が趣味だけに染まると視野が狭まるだけではなく、経済的負担や日頃の生活が疎かになる恐れが考えられるため、「何事も程よくがちょうどいい」と筆者は考える。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
X(旧Twitter):@takanashiaaya
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