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藤本美貴に「ママタレオファーが殺到する」理由。テレビ業界で話題になった“深夜番組での成功体験”

切り抜き動画が9億回再生の理由

この番組のスタッフに仲良しの作家さんがいるので制作の話を聞いたことがある。赤ちゃんが生まれたばかりのこの作家さんは、子育てのリアルな悩みやママが抱える育児の大変さを理解できる位置にいたから番組ができたと言っていた。 そんな中で藤本美貴は芸能人でありながらある意味適当で脱力した育児法を正直に番組内でしゃべったことが初回から番組の軸となったそうだ。子育てに悩んでいる20~30代のママ視聴者に刺さり、初回放送からTVerのバラエティランキングでランクイン、切り抜いた動画も回りまくり、今では9億再生を超えているらしい。こんな深夜番組はバラバラ大作戦ができて以来初めてのことらしく、テレビ業界でも近年まれにみる深夜番組のヒットとなった。実はこの番組のヒットによって深夜番組はトークが回る事実ができ、今テレ朝の深夜番組はこぞってトーク番組が乱立するようになった。

おじさんテレビマンからオファー殺到!

テレビバラエティの世界はまだまだ男社会というか、もはやおじさん社会。制作のADさんはほぼ女性なのだが、演出、ディレクターとなると重労働のせいか、若い頃に激務経験したおじさんしか残っていない。家庭を顧みずテレビ制作に身も心も捧げてきたおじさんディレクター陣がテレビバラエティに欠かせない主婦にウケる感覚を持ち合わせていない。だからママタレントとしてわかりやすく結果を出した藤本美貴におじさんディレクターたちはオファーをしまくるのだ。 横澤夏子との違いは元アイドルで30~40代おじさんがモー娘。ドンピシャ世代だということと、芸人である横澤夏子は笑いを取ることが当たり前だが、藤本美貴は元アイドルだからトークのハードルも低い。非常に使いやすく、「笑い」ではなく「共感トーク」なのでどんな企画にもハマる最強タレントといえるのだ。
1983年⽣まれ。⼤分県出⾝。2004年、ハガキ職⼈として「⽥村淳のオールナイトニッポン」のスタジオに呼ばれたことを機に、放送作家を志す。2005年、TBS特番「プライス4」、「クイズ$ミリオネア」のクイズ問題作成でキャリアをスタートさせる。これまでに携わった番組は500本を超え、現在も10本以上のレギュラー番組を担当。バラエティ番組を中⼼に活躍しながら、江⼾⽂化歴史検定や信⻑戦国歴史検定を持つなど、歴史にも造詣が深い。丁寧かつひたむきな⼈柄と仕事ぶりから、レギュラー番組と並⾏し、多くの特番に参加し続けている。Twitter:@yasaka19831192
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