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アインシュタイン稲田「暴露系配信者の“誤情報”に狂わされた」1年。“真犯人逮捕”で取り戻したもの

疑惑が「腑に落ちなかった理由」

 さらに稲田のInstagramは、他の芸人と比べてもかなり面白い。率直に言って稲田は、そのルックスから、子供の頃からいじられる対象だったと思う。そしてイジリを笑いに変えられることが、彼の人生における武器だったのではないかと勝手に想像している。そこが稲田から「優しさ」を感じられる要因にもなっているのではないだろうか。  笑いによって、人生を切り開き、しかもその才能に溢れる稲田が、消えない証拠が必ず残るインターネットを承知で、わいせつ画像を欲しがるなんて、なんだか最初から腑に落ちなかったのだ。

犯人逮捕で稲田の株が急上昇

 稲田は今回の件で誰ひとり責めることをしなかった。前述したように、自身のセキュリティ管理の甘さが、そもそも事件の原因になっていると、事件当初にコメントした。  稲田が自己の責任を強調した理由は、犯人が生年月日からパスワードを割り出したからだと、今回の逮捕によってわかった。  また、現在批判が集まっているコレコレにも気遣いを見せた。そのことに、ネットでは賞賛の声が上がった。犯人が捕まるまでの1年間は、とても苦しい思いをして、きっと仕事にも影響があっただろう。ただ犯人が捕まったことにより、稲田の株はとても上がったはずだ。  私は、これをきっかけに、稲田の人間性が広く認知されることになったと思う。それによって、広く愛され、笑いと共に人に勇気を与える「お笑いセイント」に、稲田がなっていくかもしれないと思った。  現在、お笑いセイントと呼べるのは、唯一エガちゃんだ。「お笑いセイント」は、お笑いに身を捧げる人のみがなれるはず。この一件を機に、エガちゃんに続いて稲田という、新たなお笑いセイントが誕生したら痛快だ。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』、週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』などを担当。近著は『オールナイトロング -私にとっての電気グルーヴのオールナイトニッポンとその時代』。Xアカウント @mo_shiina
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