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サッカー日本代表、米遠征で1分1敗の残念な結果に…森保監督の「目的と手段を履き違えた蛮行」とは?ワールドカップ優勝への道筋に疑問符

「目的と手段を履き違えた蛮行」が見られた

 4バックをオプションとするには、左サイドバックの人材が枯渇しているのが日本代表の現状。今回招集されたメンバーでは、長友佑都が唯一4バックでのサイドバックとしてある程度計算できる存在だ。その長友が3バックの一角としても計算できれば、試合中の戦術変更も容易になるという仮説が立てられたのではないか。ゆえにアメリカ戦で、左のセンターバックとして起用されたのだろう。  ところが長友は負傷の影響もあり、前半で交代。その時点でオプションの実証実験は完全に破綻したのだが、それでもサイドバックの経験がない瀬古歩夢に“長友の役割”を担わせた。まさに「目的と手段を履き違えた蛮行」といっても過言ではないし、無意味なタスクを課せられた選手には心から同情する。  ワールドカップの本大会まであと9カ月。こういった実証実験を行える親善試合の場も、のこり8試合前後しかない。わずかで希少な機会を今回のように無駄に使わないこと。それが今回のアメリカ遠征で得られた最も大きな教訓といえる。 <TEXT/川原宏樹 撮影/Norio Rokukawa>
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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