ニュース

「授業料を払わないと除籍」奨学生期間の満了を告げられた中部大生が、大学への抗議で資格を復活させるまで

一時は除籍を予告する書面まで送付しておきながら、なぜ大学の対応は一変したのか。同大学生支援課に特別奨学生の適用期間や取消期間について詳細を問い合わせたが、返ってきたのは「学生の個人情報に関わるため回答は差し控えさせていただきます」という回答だった。 態度の変化について、阿部さんは、「SNSを併用していたことが影響したのでは」と分析する。 「大学とのやり取りや、取材を受ける可能性があることなどについて、Xで逐一状況を報告していました。7月11日の面談でXの投稿内容について触れたところ、『存じ上げています』と言われたんです。大学の側も最初は『相手は学生、強めに出ておけば折れる』という姿勢が透けて見えましたが、事態を公にすることで、多少なりとも流れを変えられた部分があったのでは」(阿部さん) 当初、阿部さんがやり取りした職員の発言にもあったように、規模の大きな学校組織ほど、「一度決まったことを覆すのは難しい」という認識は強い。そのため、SNSなどでは「いち学生が異議申し立てを行っても何も変わらない」という冷めた見方が生まれがちだ。しかし、事実材料を集め、かつ継続的に訴えを行うことで、大学の側が誤りを認めるケースもある。こうした「小さな成功例」があることは知られていいだろう。
一橋大学大学院社会学研究科修了後、『サンデー毎日』『週刊朝日』などの記者を経て、24年6月より『SPA!』編集部で編集・ライター。 Xアカウント: @osomatu_san
1
2
3
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。