更新日:2025年10月02日 12:07
ライフ

道の駅のプロが教える「いま行くべき3駅」。 一年中牡蠣が美味しい、ジップラインと美人の湯、なると金時スイーツ天国etc.

スイートポテトや極細けんぴなど「なると金時」の魅力を満喫! 「くるくる なると」(徳島県)

『道の駅コンプリートガイド』パブ記事画像

全国的に知名度のある「なると金時」を使って商品開発をしている。鮮やかな紅色で、上品な甘みが特徴のサツマイモだ

 徳島県鳴門市にある道の駅「くるくる なると」は、2022年に開業した新しい道の駅。地域の特産品と体験を融合させた“食のテーマパーク”として注目されている。
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建物前には輪切りになったなると金時のオブジェが設置されていて撮影スポットになっている

 最大の目玉は、鳴門市の代名詞ともいえるブランド芋「なると金時」を生かしたグルメやスイーツの数々だ。施設入り口では巨大な鳴門金時のオブジェが出迎え、来訪者の撮影スポットとして定番になっている。  ちなみになると金時は、徳島県内の特定地域で栽培されたサツマイモにのみ名前をつけることが許された地域限定のブランドで、その品質の高さと甘さから全国的にも評価が高い。
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イモ専門店の「芋屋鳴福」では大学芋やいもけんぴ、スイートポテトなどを販売している。おすすめは「極細けんぴ」

 館内のフードエリアでは、なると金時を使ったソフトクリームや焼き芋ジェラート、芋けんぴ、大学芋などが人気で、スイーツやお惣菜のラインナップは見応えがある。

なると金時だけじゃない! 魚介もアクティビティも充実

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「大渦食堂」では、鳴門・徳島の魚介類をつかった「海鮮丼」のほか、「阿波牛」「阿波尾鶏」などを使ったさまざまなメニューが並ぶ

 食事処も充実しており「大渦食堂」では、鳴門の海で獲れた魚介をふんだんに盛り込んだ海鮮丼をはじめ、徳島ラーメンや「阿波尾鶏」の唐揚げ定食、カツ丼、うどんなど、幅広いメニューを用意している。
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屋上からはジップラインが体験できる。10~16時。大人1,100円、子ども800円。利用条件あり。徳島県鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1

 この道の駅のもうひとつの魅力は屋上にある体験型アクティビティだ。とくにジップラインは、地上10m超の高さから滑り降りるスリル満点のアトラクションで、大人から子どもまで楽しめる。  体験は予約制だが、土・日・祝日は定員になることが多く、事前の申し込みがおすすめ。  屋上にはジップラインのほかに、芝生の広場や展望デッキも整備されていて、家族連れがのんびり過ごす姿も多く見られる。  施設内には授乳室やキッズスペースもあり、ファミリー層への配慮も行き届いている。買い物、食事、体験が一体となった複合型の道の駅として地域観光の拠点になっている。

道の駅DATA

くるくる なると 軽食・レストラン=〇 産直市場=○ 温泉(入浴施設)=× 足湯=× 宿泊施設=× キャンプ場=× RVパーク=× ドックラン=× 観光案内所=○ 駐車場=普通車152、大型車15、障碍者用3台 営業時間9:00 ~17:00 (一部、施設によって異なる)休=無休 <写真・文/浅井佑一>
キャンピングカー専門誌『オートキャンパー』編集部を経て独立。現在は旅とキャンピングカーをテーマに活動するフリーライター。2014年3月よりキャンピングカーでの車中泊旅をスタートし、2年3カ月かけて全国の道の駅1,059カ所を制覇。その後も新設された道の駅を継続的に訪れ、現在は2度目の道の駅制覇の旅の途中。道の駅、車中泊、キャンピングカー旅の第一人者として、雑誌・書籍・メディア出演など幅広く活躍中。最新の著書『道の駅コンプリートガイド2026』(扶桑社)が発売されたばかり
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