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山本由伸・大谷翔平「初戦登板回避」は吉か凶か…WCS「初戦黒星」からの逆転は“衝撃的な低確率”に

ドジャースは山本・大谷が控える盤石ローテ

 2桁勝利を挙げた投手が3人を数えるレッズにおいて、グリーンは若きエースと呼べる存在。ポストシーズンは未経験だが、好調時は手が付けられないタイプだけに、強力なドジャース打線をあっさりと抑え込んでも全く不思議ではない。  ただ、仮にドジャースがスネルで初戦を落としたとしても、第2戦以降には山本由伸と大谷翔平の日本人投手2人が控えている。それに加えて、タイラー・グラスナウとエメ・シーハンがブルペン待機する見込みで、やはりドジャースの優位は変わらないだろう。

初戦勝利で突破率は90%に?

 それでもやってみないとわからないのが勝負事。2022年に始まった3戦2勝制のWCSはとにかく初戦が重要だ。2022年以降の過去3年と、コロナ禍で特別にワイルドカードシリーズが行われた2020年を含めて、過去に20シリーズが開催されている。そしてこのWCSにおいて、初戦を制したチームが高い確率で地区シリーズに勝ち上がっているのだ。  初戦を制した20チームのうち、第2戦も制して2連勝で勝ち上がったのは16チーム。つまり初戦からの連勝率は80%にも上る。さらに、第2戦で逆王手をかけられた4チームのうち2チームが第3戦を制している。つまり、初戦に黒星を喫し、第2戦と第3戦を連勝したチームは20チーム中わずか2チームだけ。第1戦に敗戦後の勝ち上がり率はわずか10%だ。  チーム史上初のワールドシリーズ連覇に向けて、ドジャースの命運を握るのは、山本でも大谷でもなく、スネルということになるかもしれない。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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