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「シーズン全休危機」だった佐々木朗希が“救世主”に。ドジャースが得た“最大のアドバンテージ”とは

ドジャースが得た最大のアドバンテージ

 まさに結果オーライとなったロバーツ監督の継投策だが、勝利を収めたことで大きなアドバンテージを手にした。ドジャースは次のリーグ優勝決定シリーズ(以下、LCS)まで中3日と十分な間隔を空けて臨むことができるからだ。  しかし、ドジャースがLCSで対戦する相手はまだ決まっていない。ナ・リーグ地区シリーズのもう一つの山は、ブルワーズがカブスに2連勝して幕を開けたが、カブスが土壇場から2連勝を飾り、逆王手。最終決戦は中1日空けた12日(日本時間)に行われる。  その第5戦はお互いに総力戦で臨むことになるだろう。そのため、どちらが勝利を収めても、さらに中1日で臨むLCSでは投手陣のやりくりに苦労する可能性が高い。休養十分で臨むドジャースにしてみれば、大きなハンデをもらう形となる。

打撃陣は“大谷の復調”がカギ

 そのドジャースだが、引き続き佐々木を除く救援陣の台所事情は苦しいまま。勝ち上がるためには、先発陣のさらなる奮起、もしくは佐々木以外にもう1人、頼れるリリーフ投手の登場がマストとなるだろう。  さらにドジャース打線も奮起が必要だ。大谷翔平は、ポストシーズンの打率が1割台と低調なまま。フィリーズとの地区シリーズに限れば、18打数1安打、打率.056とサッパリで、三振の山を築いている。  大谷に続くベッツとテオスカー・ヘルナンデスはどちらも好調を維持しているだけに、カギはやはり大谷の打棒復活ということになるだろう。  ドジャースの次の対戦相手はブルワーズか、それともカブスか。どちらが勝ち上がってきても、日程的にはドジャースが有利。リーグ制覇へ、そして2年連続世界一へ、ドジャースの視界は良好だ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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