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“外免切替”制度の厳格化も「日本の免許はバーゲンセール」悪質な外国人ドライバーが減らない理由。“爆走族”化する者も

JDMの聖地・大黒PAは異国のよう

外国人[爆走族]の実態

大黒PAでは、19時頃をピークに中国人のみならず中東系の外国人たちも集まり、何をするでもなく車を見物していた

 10月の日曜、午後7時前に取材班が“JDMの聖地”・横浜の首都高大黒PA(パーキングエリア)を訪れると、改造スープラ、シルビア、ランボルギーニなどの高級車が30台ほど並び、エンジンの爆音を轟かせていた。  周囲には見物したり、写真を撮るギャラリーが群がり、その数100人は下らない。  国籍も中国人をはじめ、欧米系、中東系と多彩だ。さらに違法の“白タク”と思われる車両も近くに止まり、外国人観光客がどんどん降りてきて、まるで祭りのような賑わいに。ペルー人男性(30代)は、興奮気味に話した。 「ゲームと同じクルマがあって感動したよ! これからツアーで首都高を走るんだ。(外免切替で)日本の免許がそんな簡単に取れたんだったら、早く来日すればよかったよ」  実は中国のSNSで大黒PAを検索すると、「聖地(圣地)」「天国(天堂)」などの単語がタグ付けともに、動画による“夜の湾岸爆走ツアー”の募集が並ぶ。  投稿には「1人8000円で首都高同乗体験!」「プロドライバーが案内」などの文言。だが、見る限り正規の会社ではなく、ほぼ“個人”の小遣い稼ぎとわかる。  取材班も当該アカウントにコンタクトを取り、約束をしていたはずが「今日は気分が乗らない」と姿を現さなかった。

聖地化とともに、法定速度を超えて爆走する輩も

外国人[爆走族]の実態 このJDM聖地化でもうひとつ、問題なのが外国人によるレンタカー爆走行為だ。旅行中の台湾人カップル(20代)に話を聞いた。 「台湾でも大黒PAは有名。クルマはレンタカーで、料金は一日3万円。首都高の運転は初めてだけど怖くなかった。レンタカー会社の契約書に法律を守ることと書かれていたので、さほどスピードは出してません(笑)」  大音量でエンジンをふかしながら日本の改造車を止めて車を見せあっていた中国人(30代)はこう話す。 「首都高を何周かしてきたところ。休日の夜はクルマが少ないので、飛ばすのにいい。それでも200km/hくらいしか出してないよ。改造車も多いので、ちょっとしたバトルになって楽しかった」  都内には、複数の外国人向けのJDMレンタカー業者が店を構える。外国人向けの業務も多い行政書士の田中良秋氏は、こう指摘した。 「業者は、外国人客が日本の交通法規を遵守する前提でクルマを貸すが、遵守できることの確認手順や程度は、業者によって異なる。外免切替であろうと日本の運転免許を所持しているなら、レンタルを断る業者は少ないでしょう」
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取材班も煽り運転の被害に!
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