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三菱UFJ銀行で“17億円窃盗”の元行員が裁判所で涙…「UFJを悪く思わないで」と語った“闇深い理由”

「懲役9年」の実刑判決が言い渡される

地方裁判所

東京地方裁判所

 今年10月6日、東京地裁は被告人に対して懲役9年(求刑:懲役12年)の実刑判決を言い渡した。小野裕信裁判官は判決で、被告人は業務として貸金庫の予備鍵を管理しており、「限られた者にしかできない手口で犯行を繰り返した」と指摘。  また、被告人は借金を穴埋めするための「短絡的な犯行」とした上で、「犯情はまれにみる悪いもので、刑も見合ったものにならざるを得ない。厳しい非難を免れない」と断じた。  これに対して、被告人側はこの判決を不服として、今年10月16日付けで東京高裁へ控訴している。


「私のためだけにUFJを悪く思わないで」と供述

 被告人は被告人質問で、被害者と古巣への“想い”を涙ながらに口にしていた。 「お客様が一生懸命働いてきたお金であったり、大切なご子息のためのお品物であったり、大変なご迷惑をかけたと思います。お詫び申し上げます。25年間勤めた銀行の方に対しても、UFJ銀行の名前とブランドに傷をつけてしまいました。私は、本当にこの銀行に感謝していて、本当にいい会社だと思っています。この悪人……私のためだけにUFJ銀行を悪く思わないでください。本当に申し訳ございません」  閉廷後、被告人は傍聴席にいた関係者に深く一礼をして退廷していった。 取材・文/学生傍聴人
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。
Xアカウント:@Gakuse_Bocho
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