エンタメ

「毎日ベッドで泣いていました」…横山由依(32)が語る、AKB時代の“リーダーの重圧”と「救われた“親友”の一言」

泣いていた自分を救ってくれた親友・大家志津香

横山由依さん——間に立つのはきついですね。 横山:メンバーにご飯を誘ってもらっても、レッスンのときに言った言葉で、みんなが嫌な思いをしていないかなと考えてしまうと、一緒にワイワイできないなと断ってしまったり……。たかみなさんに頼るという手段も、そのときの自分には恥ずかしくてできなくて。ひとり家に帰ってベッドで泣いていました。休みの日にはカーテンも開けたくなかったです。 ——かなり追い詰められているのが伝わってきます。 横山:すべてが空回りしてしまって、自分の醸し出している空気も重かったりトゲトゲしていたんじゃないかと。そんなとき、メンバーの大家志津香ちゃんとふたりで話す機会がありました。 ——大家さんは親友だとか。 横山:地方から出てきた同士で、もともと仲良くしてもらっていました。そのときは、みんなとご飯も行かずに距離を取っていたのですが、なにかのきっかけで一緒にご飯に行くことになって、そのまましーちゃんの家に行ったとき、飲みながら「もうイヤだ」と泣いてしまったんです。そのときしーちゃんが「大丈夫だよ。ゆいちゃんはこうやってやってきているし、大丈夫。いっぱいいっぱいなら頼っていいよ」と言ってくれて。すごく優しくて、とても救われました。 ——ステキなお話です。 横山:先ほど家族ができて自分の弱さが出せるようになったとお話しましたが、このときも大きなポイントでした。私はたかみなさんになろうとしていたけれど、そうじゃなくて、私は私でしかない。たかみなさんになろうと思ってもなれないし、ならなくていいんだ。「自分でいいんだ」と。そこからすごく楽になりました。

自分を取り戻してまた心から笑えるように

横山由依さん——前向きになれるきっかけがあって本当によかったですね。 横山:そこからはMCなども自分で全部やるのではなく、上手なメンバーに振り分けたりしていきました。それから、なぜ、たかみなさんが私に総監督をと思ってくれたのかなと考えてみたんです。私はレッスンや楽屋にいるときも、いつも楽しくて笑っていた。だからだったのかなって。なのに一時は、心から笑うことができなくなってしまっていました。でも楽になったことで、また笑えるようになって、すると後輩もどんどん心を開いてくれるようになりました。 ——「自分でいい」と思えた結果ですね。大家さんとは、その後の卒業や結婚といった人生の大きな転機も同時期に体験しています。 横山:そうですね。しーちゃんも私もこの間、結婚式をしました。式の準備が大変だった話を一緒にしたりして、お互いにライフステージが変わっていっていると実感します。しーちゃんはAKB48のときから、ずっと自分の本音を話せる存在だったので、この先、お互いのライフステージが重ならなくても、しーちゃんがいてくれてよかったと思える存在だと思います。
次のページ
AKB48時代の経験が「今の自分のすべて」と言える理由
1
2
3
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

記事一覧へ
『醉いどれ天使』
東京・明治座11月7日(金)~23日(日)、愛知・御園座11月28日(金)~30日(日)、大阪・新歌舞伎座12月5日(金)~14日(日)
公式サイト https://www.yoidoretenshi-stage.jp/
【関連キーワードから記事を探す】