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「非常識すぎる暴走」も…都内のタクシー運転手が嘆く「電動キックボード危険運転」の実態

「常識知らずが多すぎる」商店街店主の嘆き

 電動キックボードの危険運転を不満に思っているのは、ドライバーなど運転を業とする人々だけではない。都内の商店街で店を出すCさんに話を聞いた。 「商店街の道は狭くて人が多いんだけど、あの人たち平気でスピード出して走っていくんだ。配送の車が止まって狭くなってるところを子供が歩いていこうとしたら、電動キックボードに乗った若い女が突っ込んできて、子供に当たりそうになったんだよ。目の前で見てたから『子供が来てるのに無理やり突っ込むなよ!』って怒鳴ったら、キョトンとしてんの。それで『商店街は狭いし、歩行者優先ってわかんないの?』って聞いたら、『そうなんですね』って。そんなレベルの常識しかねぇなら乗るなって話だよ。貸し出しのステーションもあるけど、近くの店で酒飲んで乗っていくヤツとか、2人乗りするヤツとか、ホントそういうのが多いんだよな」

交通量の多い幹線道路で起きた無法運転

 さらにCさんは、交通量の多い幹線道路沿いで驚きの光景を見たという。 「環七(環状7号線)の交差点で待っていたら、左の方から電動キックボードが走ってきた。でも、よく見たら三車線の一番右側を走ってたんだよね。それで先頭まできたら、横断歩道を渡ってそのまま走り去っていった。どういう神経したらあんなとところ走れるんだろうか」
危険運転

右側の車線にいた男は、信号待ちとなったことで電動キックボードを降り、歩道側に向かった。後続車はまだ赤で止まっていたが、車道を横切っていることと同じであるため、かなりの危険運転である。

 とっさに撮影したという動画を見せてもらったが、電動キックボードに乗った男性が右車線を走っていく様子が映し出されていた。交通量の多い環状線でこうした乗り方をすることは、もはや自殺行為ではなかろうか。  電動キックボードの“解禁”によって、恩恵を受けた人も多くいるのは確かなことだ。だが、迷惑を被っている人が多発していることも事実である。早急な対応策を練らなければ、事故と不満だけが増えていくことになりかねないだろう。 文/谷本ススム
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター
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