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ちょんまげで高座に上がる「異色の落語家」が、東海道五十三次を落語しながら旅したワケ

厳しい師匠が初めて“褒めてくれた”

──旅を終えた後は、師匠に連絡しましたか? 志の八:電話で「着きました」と報告したら、「よかったなぁ。ちなみに落語は何か所でやったんだ?」って聞かれて、俺が言ったこと全然覚えてないんだよ(笑)。「五十三次全部です!」と答えたら「それはすごいなあ」と褒めてくれました。
エッジな人々

(左)立川志の春

──師匠にそれを言わせたのはすごい。僕らは、師匠に褒められたことないですから。ただね、今回兄さんが褒められたのは「東海道五十三次を歩いた」という結果についてで、落語そのものは、別に褒められてないから。 志の八:細かく説明しなくていいんだよ! でも師匠に落語を褒められたら「あがり」みたいなところがあってちょっと怖い。ずっと褒められないほうが精神的にいいんじゃないかなって今は思っているくらい(笑)。 ──そう思ってるみたいなんで褒めたの取り消してください!って師匠に言っておきますね。でもなんだかんだ言って嬉しかったはずです。具体的にどこを褒められたと思います? 志の八:今回の旅はさ、東海道を自分の足で歩き落語で繋いでいったでしょ。そこで出会った人たちが「また来てほしい」って言ってくれて。旅は終わったけど、その人たちとの関係はこれからも続くというか。そこを褒めてくれたんじゃないかな。
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次の旅? 待て待て、少し休ませてよ
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