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「有名俳優でも“出禁”になる」元ホテルマンが見た、残念な客の共通点

年収数千万でも“貧乏性”に見える瞬間

年収数千万円クラスの富裕層であっても、「この人、ケチだな」と感じる瞬間がある。それは、ホテルの会員特典に異様に執着する姿を見たときだ。 上級会員制度があるホテルの場合では、ステータスに応じてさまざまな特典が用意されている。割引やポイント制度、ドリンクサービスなどがあるのだが、セコすぎる使い方をする客が一定数いる。 現役女性マネージャーが目撃したのは、このような行動だった。 「会員特典のシャンパン目当てで、1日に何度もラウンジに来る方がいるんです。朝来て、昼来て、夕方また来て。注文は最低限のコーヒー1杯だけで、とにかく特典のシャンパンを飲むのが目的。友人と一緒に来て、わざとテーブルを分けて座り、特典を2倍もらおうとする方もいました」 特典を利用すること自体は問題ない。しかし、必死に「元をとろう」とする行為は、スタッフから見ると「貧乏性」に映ってしまう。富裕層であるはずなのに、数千円のシャンパンにここまで執着するのか……? そのギャップが、品のなさを際立たせる。 本当に余裕のある男性は、特典があってもなくても自然に振る舞う。ポイントやサービスに過度に執着する姿は、女性から見ても「かっこ悪い」と感じられてしまうのだ。

スタッフへのタメ口は、同伴女性が幻滅する瞬間

レストランで、スタッフに対してタメ口で話す男性客は少なくない。同伴している女性には丁寧語なのに、スタッフには平気でタメ口――こうした態度は、女性から見て最も幻滅するポイントの一つだ。 筆者が接客したあるビジネスマンは、終始スタッフを呼び捨てにし、「おい」「ちょっと」と命令口調で話していた。同席していた女性は、明らかに居心地が悪そうな様子。食事が終わり、会計を済ませた後、彼女は筆者のところに駆け寄ってきてこう言った。 「本当にすみませんでした。不快な思いをさせてしまって……」 彼女の表情には、申し訳なさと同時に「この人とはもう来たくない」という気持ちが滲んでいた。 現役女性マネージャーも同様の経験をしている。 「お客様の中には、私たちを『サービスする側』だからと、下に見る方がいます。でも、お連れの女性はそういう態度をしっかり見ています。帰り際に『ごめんなさいね』と謝ってくださる女性は本当に多いんです」 スタッフへの態度は、その人の人間性を如実に表す。敬語で話す、「ありがとうございます」と感謝を伝える、たったそれだけで、印象は180度変わる。
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“要注意客リスト”の実態
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ライター、JSA認定ソムリエ。前職では都内の外資系ホテルでソムリエとして勤務。レストランにて著名人・芸能人・富裕層などを接客した経験を持つ。現在はホテル、飲食ジャンルを中心に執筆活動を展開中。X(旧Twitter):@writer_sosk

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