「あおり運転をしてきた60代男性」を反射的に“殴ってしまった”男性の後悔。“加害者”として「懲役3年、執行猶予5年」に――大反響セレクション
大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年1月28日 記事は取材時の状況)
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自動車損害保険を扱うチューリッヒ保険が発表した『2024年あおり運転実態調査』によると、遭遇したあおり運転は、「激しく接近し、もっと速く走るように挑発してきた」が76.5%と最多。前回調査の23年(75.5%)とほとんど変わっていない。
ただ、故意にあおったわけでないのに、不幸なことにもめごとに発展するケースも存在するようだ。
群馬県で農家を営んでいる山中篤さん(仮名・43歳)は、群馬県内の陸橋を軽トラックで走っていた。いつものように自身の畑まで向かう通勤中、思いもよらぬ出来事の当事者になってしまう。
陸橋から降りるため、高架の下り坂に差しかかると、前を走っていた車が急に速度を落としてノロノロ運転を始めた。これは、あとでドラレコを確認すると、エンジンブレーキをかけたようだったが、当時は知る由もない。
T字路を右折しようと思って右ウインカーを出したが、下り坂で速度が出たため、車間距離が詰まってしまった。ピッタリ相手の車の後ろに付く形になり、今にも止まりそうな速度のまま何メートルか進んだ。
「もう少しでT字路に差しかかるとき、相手の車が急ブレーキをかけて止まりました。『危ない!』と思ったので、クラクションを鳴らしてT字路を右折しました」
ところが、抗議の意味を込めたクラクションが相手の神経を逆撫でした。右折後、少し車を走らせると、バックミラーを見て驚愕する。
「相手は直進したと思っていたのですが、ものすごい勢いで私の車を追いかけてきたのです。どんどん迫ってきたので身の危険を感じました」
ピッタリ背後に幅寄せされ、軽トラでは逃げきれないと思い、仕方なくその場で停車することに。
「ドアミラー越しに見ると、相手は60代前半くらい。車を降りてきたので、私も降りました。中古ですが、3カ月前に買ったばかりの車だったので、『車を守りたい、傷つけられたくない』という気持ちがありました。でも今思えば、車を降りずすぐに警察に通報するべきでした」
相手は、聞き取れない言葉で怒鳴りつつ、手を振り上げながら近づいてきた。「商売道具の軽トラに傷をつけられたらたまらない、体を張って止めなければ!」と思っているうちに、どんどんお互いの距離が縮まっていく。心臓の鼓動が聞こえるほど緊張したそうだ。
お互い相手の体に手が届きそうな距離になると、相手は「殺すぞ、この野郎!」と怒号を挙げる。山中さんは反射的に右の拳で相手の左あごを一発殴ってしまった。相手は意識を失い、右斜め後ろの田んぼのあぜの上に倒れた。
抗議の意味を込めたクラクションだったが…
怒鳴る相手に対して、反射的に手が出てしまい…
大阪府出身。医療ジャーナリスト、ライター。人物取材を中心に病気と共に生きる人のライフスタイルや社会問題について書いています。
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