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元ディーラー営業マンが暴露。ガソリン車と比較して「ハイブリッドカーはおすすめしない」ワケ――大反響セレクション

大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年5月23日 記事は取材時の状況です。11月28日にガソリン税の暫定税率を廃止する法案が可決されました)  *  *  * ガソリン価格、クルマを利用するユーザーにとって、ランニングコスト(維持費)がかさむと家計を圧迫するため、少しでも安くしたいのが本音でしょう。
ガソリンを給油するシーン

※写真はイメージです。以下同

最近出ている車の多くは燃費の良いハイブリッドカーですが、初期コストが高いため、元ディーラー営業マンである筆者としては正直おすすめできません。今回は、実際にシミュレーションして本当にコスパが良いのか検証します。

確かに燃費はいいが…

冒頭でもお伝えしたとおり、ハイブリッドカーは正直おすすめできません。ですが、ガソリン1リットルあたり30kmも40kmも走るクルマもありますし、魅力的に感じますよね。車種によっては非常に燃費の良いクルマもあれば、ガソリンとハイブリッドをラインナップしていて、それほど燃費に差が出ないクルマというのも実在します。 しかもグレード間の価格差があり、本当にお得なのかと疑問に感じることもあるでしょう。

ハイブリッドとガソリンの損益分岐点をシミュレーション

ここからは視点を変え、同じ車種でガソリンとハイブリッドを併売しているケースで、ハイブリッドで燃費が良くなった分、初期コスト(車両価格)をペイできるのかどうかをシミュレーションしてみようと思います。 今回のシミュレーション対象は、トヨタの人気ミニバンのノアで、グレードはS-Gです。車両本体価格とカタログ上の燃費は以下の通りとなります。 ノア(グレードS-G) ガソリン:3,040,000円(15.0km/L) ハイブリッド:3,390,000円(23.0km/L) 車両価格の差は35万円、燃費差は8kmです。 次に車の使い方によってランニングコストがどれくらい差が出るのか検証するために2つのケースを例にします。土日メインで普段はあまり乗らないパターン(年間5,000km)と、日常的にクルマを使うパターン(年間12,000km)でシミュレーションしてみましょう。 ガソリン価格は、185円とします。 (年間5,000km走行する場合) ガソリン:5,000km÷15.0km/L=333.3L×185円=61,600円 ハイブリッド:5,000km÷23 km/L =217.4L×185円=40,219円 差額:21,381円年間12,000km走行する場合) ガソリン:12,000km÷15.0km/L=800L×185円=148,000円 ハイブリッド:12,000km÷23 km/L =521.7L×185円=96,515円 差額:51,485円 ハイブリッドグレードを買い、ガソリン車との差額をペイすると考えた場合、土日しか乗らない場合(年間5,000km)だと約16年、日常的に使う場合(年間12,000km)だと約7年かかります。 もちろん、ガソリン価格の変動やハイブリッド用バッテリーの劣化などは考慮していませんので、このシミュレーション結果が全てということではありません。あくまでも一例として考えていただきたいですが、これくらいの価格差がガソリンとハイブリッドにあるということは覚えておいてもいいでしょう。
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乗り方によっては損をする
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埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801

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