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彼女に隠し続けた“苦い過去”…結婚挨拶で母親にバラされ「なぜか彼女が号泣」したワケ――大反響セレクション

大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年8月18日 記事は取材時の状況)  *  *  *  夫婦や恋人の場合、「隠し事をしないのが円満の秘密」と言う人もいるが、不貞行為をしていなくてもお互い秘密の1つ2つは珍しくない。例えば、「昔いじめに遭っていた」「ひきこもりだった」なんて経験は、いくら親しい相手でも正直話しにくいものだ。
ひきこもり

画像はイメージです(以下同) 
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 こども家庭庁が発表した『こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)』によると、ひきこもり傾向にある人の割合は15~39歳が9.7%、40~69歳が13.4%。ただし、これはあくまで現在の状態に過ぎず、過去に経験した者は含まれていない。実際、学生時代に不登校だった、または大人になってから一時期ひきこもっていたという方は少なくないはずだ。

「ひきこもりの過去」を恋人に言えず…

 飲料メーカーに勤める鈴木直樹さん(仮名・34歳)は、中学時代はいじめを受けたことが原因で2年の途中から不登校となり、加害グループがいない高校に進学するもほとんど学校に行くことができず1年で中退。その後、通信制高校、大学を経て現在に至るが、大学在学中や社会人になってから知り合った友人には、不登校や引きこもっていた過去を隠していたという。 「ずっとコンプレックスでしたし、周りに知られるのが怖かったんです。今はそんな風に思っていませんが、当時は表面上こそ明るく振舞っていても『嫌われたらどうしよう……』って、常に内心ビクビクしながら過ごしていました」  28歳のとき、同僚主催の飲み会で知り合った女性に好意を持たれ、彼女から告白されて付き合うことに。明るく何事にも積極的な彼女の性格に鈴木さんも惹かれ、年齢的に結婚を意識するようになる。

「高校中退」という事実を隠し続けていた

 それでも彼女にも自身の過去を打ち明けることができなかった。中学や高校時代の話をほとんどしなかったことで疑念を抱かせてしまったのだ。 「通信制高校を卒業したのは1年遅れの19歳。それも浪人したという設定にして、中退後に通信に入り直したとは言いませんでした。だから、高校の卒業アルバムなんて持っていませんし、中学時代のアルバムにも不登校だったから全然写っていません。友人と呼べる存在すらいなかったため、プライベートで撮った写真もまったくありませんでした」

母親が“元ひきこもり”とバラしてしまい…

 そのため、「学生時代のアルバムが見たい!」と言われても失くして行方不明とウソをついてごまかしていた。だが、初めて彼女を自分の両親に紹介した際、あろうことか母親が元ひきこもりであることをうっかり喋ってしまう……。 「母親が軽い感じで、私の“ひきこもりの過去”を話してしまったのです。彼女は気にする様子も見せず、そのまま話を受け流していましたが、私はあの瞬間、心臓が止まる思いでした。事前に口止めしていなかったので母を責められませんが、よりによってあのタイミングで知られるなんて……。それ以降、どんな顔をすればいいのかわからず、彼女の顔を直視することができませんでした」  なんとか実家での挨拶を無事に済ませ、彼女を乗せて車で当時住んでいた街に戻ったものの、しばらく沈黙が流れていたとか。  さすがに何か話さなければマズいと思ったが言葉が出ず、搾り出すように「さっき母さんから聞いたと思うけど、中学高校とずっとひきこもっていたんだ。ずっと黙っていてゴメン……」と謝ったそうだ。
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事実を知って彼女が号泣したワケ
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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