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「母の入院を手伝ったら“カネを出せ”と言われ…」正月に実家を避ける45歳男性の事情

母と弟からカネをせびられ…

お金に悩む男性

※写真はイメージです

その後、豊さんが実家に顔を出したのは母が退院してからだった。しかし、そんな弟と母が誠さんに向かって最初に口にしたのは、感謝の言葉ではない。「カネの無心」だった。 「母からは『入院でお金がなくなったから、いくらか出してほしい』と言われ、仕方なく支払いました。さらに、退院後に必要な生活用品や食料品の買い物では、支払いはすべて僕持ちで、母も弟も1円たりとも出そうとはしなかったんです」 弟からは信じがたい発言まで飛び出した。 「まさかの『嫁が妊娠したから出産祝いをくれ』と言い出したんです。奥さんも弟と同じくらいの年齢で40代。これまで子どもがいないのを理由に夫婦で好きなようにお金を使い、貯金もしてこなかったようなんです。それで急に『子どもができたので、これからの生活が不安で……』と言ってきたんです。思わず『お前らが勝手に計画性もなしに作ったんだろ!』と言いそうになりましたよ。奥さんの前だったので堪えましたが……」 結局、10日間の滞在で十数万円もの金銭を負担させられた笹川さん。その後も、母と弟からは何度か連絡があり、カネを無心してきたという。 「今年の正月も『子どもが生まれたから会いに来てほしい』と弟から誘われていますが、会うつもりはありません。さらに母からも『正月くらいは家族で過ごしたい』と言われました。長い間会わないうちに、母も少しは変わってくれたのではないかと、どこかで期待していた自分がバカでした」 たとえ血のつながった家族でも、カネ、カネばかりでは付き合う意味がない。いっそ切ってしまったほうが賢明といえるだろう。 <取材・文/結城>
―[年末年始の憂鬱]―
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