「別の道を選んでいたら…」と悩んだ過去も。石井杏奈(27)が明かす、先輩・寺尾聰からの“忘れられない言葉”
先輩・寺尾聰とは今でも1年に1度は電話を
——悩みながら進んでくるなかで、多くの人と出会ってきたと思います。これまでに影響を受けた先輩を、どなたかひとり教えてください。
石井:寺尾聰さんと学園もの(2016年の日曜劇場『仰げば尊し』)でご一緒したとき、お話する機会がたくさんありました。寺尾さんも音楽をされていましたが、私にも「音楽はやり続けなさい」とお話してくださいました。「俳優としてやっていくにも、音楽のリズム感を持っている人のお芝居は、佇まいも含めて、またちょっと違うんだよ。それが武器になる」と。そのことは忘れないようにしています。
——たくさんの生徒役の方がいたと思いますが、石井さん個人をきちんと見てアドバイスしてくださったんですね。
石井:はい。それから、クランクインの日には生徒役のみんなを前に、「自分とみんなとは年齢も芸歴も違うけれど、そういったことはエンドロールに記載されない。みんなの名前が連なっているだけ。ここから、“よーい、ドン”だぞ」とお話されました。尊敬する先輩が、同じ土俵で対等に戦ってくださっているのを痛感して、そのマインドは絶対に一生忘れないようにしようと思いながらやっています。
——寺尾さんのことは、これまでにも幾人もの若い俳優さんから、影響を受けたとお話を聞いたことがあります。
石井:寺尾さんは、「よーい、スタート」のギリギリまで、ひとりひとりのことを考えて、ずっとお話して、いろんなことを伝えてくれるんです。今でも年に1回くらい電話しています。
——そうなんですか!?
石井:はい。そうしたときにも「杏奈の道は間違ってないよ。間違っているときは、すぐに言うから」と言ってくださって。本当に私の先生です。
大ファンだったスピッツの楽曲「楓」原案の映画に出演
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
記事一覧へ
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
この記者は、他にもこんな記事を書いています




