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「父は大企業の重役で、祖父は経営者。家には外商が…」“本物のお嬢様”がセクシー女優になったワケ

「親に言えない仕事は仕事じゃない!」と怒られ…

笹倉杏――セクシー女優になろうと思ったのはなぜですか? 「行きつけだったバーにセクシー女優さんがよく来ていたんですよ。その方とお話をする中で、『この人は作品で撮られたりすることでキレイになったんだな』と感じて、私もやってみようと思いました」 ――親御さんには事前に伝えていたのですか? 「いえ。デビューからしばらくは何も。でも、ある時に週刊誌の巻頭グラビアに載ったことで、母親から連絡が来たんですよ。『週刊誌に載るなら、言おうね』って。その口ぶりからして、親はけっこう前から知っていたみたいなんですよね。私にどう切り出していいかわからなかっただけで」 ――週刊誌は、すでに親バレしていたことを知るきっかけになったのですね。 「父親からは『親に言えない仕事は仕事じゃない!』って怒られました。でも、私が『成功するかどうかもわからないのに、打ち明けられなかった』って返したら、母が『確かにそうね』って賛同してくれたんですけど、続けて『男優さんってなんでカッコいい人がいないの?』って急に言いだして。どの作品見たんだよって(笑) 何を見たのかは未だに聞けません。でも、それ以降はすっかりオープンになりました。今は家族との関係性も普通になっています」 ――事務所から独立することも反対されたりしなかったですか? 「むしろ応援してくれています。特に母が、私が自主制作している写真集を見て『これは本当にすごいと思う!!』とストレートに褒めてくれたのは嬉しかったですね。 うちの母は褒めるのがヘタな人なんですよ。妹が自力でグリーンカードを取得した時にリアクションが薄すぎてブチ切れさせたような人ですからね。私が『ヘタなのを自覚して、犬を褒めるテンションで褒めて』と言い続けた甲斐がありました(笑)」

“セクシー女優として10年”は誰もができることじゃない

笹倉杏――フリーになろうと思ったきっかけは何だったのですか? 「ひと言でいうと『やりきった』です。専属女優だった期間も含めて10年近く経って、出演作品も500本はゆうに超えています。セクシー女優を10年続けるって、誰もができることじゃないと思うんですよ。事務所にも恩は返せたかな、といった感じですね。 それに、私はもう40歳近いわけですよ。事務所から守ってもらえる枠から離れて、自分だけの目で世界を見てみたくなった。そうしないと、後で後悔しそうで。『事務所を出ておけばよかった』とは思いたくなかったんです」 ――1人でやっていける確信があったのでしょうか。 「すでにコスホリやコミケには自分だけで出展していたし、自主制作もしていたので、自分1人でできるとは思っていました。それに、スケジュール調整や請求書の発行なんかも、どんな受け答えが正しいのか、どんなスピード感が求められているのか、いつの間にか身に着いていることにも気づいたんです」 ――それは凄い。これまで会社勤めの経験はなかったのですよね? 「はい。でも、よくよく考えると、私は子どもの頃から大人同士のビジネスの現場を間近で目にしていたんですよね。実家には常に外商さんが出入りしていたし、パーティーに出席して立ち居振る舞いも学んできた。そういったものが、自分の軸になっているんじゃないかと」 ――生来の育ちの良さが活きてきているわけですね。 「幼い頃の環境が、今の私の強みになっているんです。つい最近、母と電話で話した時、自然に父への感謝の気持ちを言葉にしていたんですよ。フリーになって、ようやく口にできるようになりました」 ――今後もしばらくは1人で活動をしていく予定ですか? 「はい。今はマネージャーはいらないです。まだ他人を介してやりとりをしていく時期ではないと思っているので。作品の出演や自主制作、イベントも含めて、どんどん動いていくつもりです。同時に、フリーになるとはどういうことなのか。背中で見せることしかできませんが、若いセクシー女優さんたちにも伝えていければと思います。」 ――ありがとうございました! <取材・文・撮影/もちづき千代子>
―[笹倉杏]―
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