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銀シャリ・鰻(うなぎ)に聞く、“珍しい苗字”ゆえの数奇な人生「同じ質問を何万回もされ、コミュニケーション能力が鍛えられた」

偽名は「中西」一択、その理由は?

鰻和弘

電話口で名乗るだけでも大変なのだという

ーー私も「椿原」という少し珍しい苗字で、電話で名前を聞き取ってもらえないことが多いんですが。 鰻和弘:あ、めちゃめちゃありますね!「鰻です」って言っても、「船木さんですか?」「凪さんですか?」と、何ラリーも続いたり。一番ひどかったのが、「え? 普段着さん?」って。いや、確かに電話している時の格好は普段着やけど、そんな奴おるわけないやん! と。 ーー面倒事を避けるために、工夫していることはありますか? 鰻和弘:本名が必要でないお店の予約などは「中西」で統一しています。 ーーたくさんある苗字の中から、なぜ「中西」を? 鰻和弘:以前は、山田とか阿部とかで適当に予約してたんですが、そうするとお店に行った時に、どの名前で予約したか覚えてない時があって。実際、お店で予約した名前を忘れて、怪しまれたことがあったんですよ(笑)。その時の予約名が「中西」だったので、それ以降はずっと「中西」で。

元カノ「重子(しげこ)」さんと別れた理由

ーー会話のやりとり以外で困ったことはありますか? 鰻和弘:(自動車の)免許証ってフリガナないじゃないですか。何年か前までは、免許更新の時は教室のようなところで、教官が新しい免許証を見ながら名前を読み上げていって受け取るシステムだったんですよ。僕の番が来たら「えぇ、さかな……サカナさ~ん!」って呼ばれたことありましたね。 ーーそんなわけないのに! 鰻和弘:まぁ、僕しかいないってわかるので、立ち上がって免許を受け取りに行きましたけど、やっぱり恥ずかしいですよね。 ーー他にも嫌だったことはありますか? 鰻和弘:この苗字のせいで、彼女にフラれたこともありますね。重子(しげこ)さんっていう名前の子と付き合っていたんですが、「結婚したら、鰻重子。うな重になっちゃうから、将来を考えると無理」と言われて。 ーー不可抗力すぎる!(笑) 鰻和弘:中学時代は野球部だったんですが、3年の時に初めて市民球場での試合にスタメン出場できることになったんです。大きな電光掲示板に自分の名前が出るのって、誇らしいじゃないですか。でも、実際「2番ショート、鰻くん」って放送されて、電光掲示板に名前が出たら画数が多すぎて、電球の数が足りなくて、ただの白い丸みたいになってたんですよ。めっちゃ悔しかったですね!
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うなぎを食べると祟りが起きる?
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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