「セックス1回につき2000円づつ貯める」を“幸せ貯金”と呼ぶ
先日、OECD(経済協力開発機構)が発表した「家計貯蓄率(’10年)」で、日本は主要国のなかで最低の2.4%だった。トップのフランスは15.6%、「借金してでもカネを使う」イメージのある米国人でも3.4%と、日本を上回っているのだ。そんななかでもネチネチ、コツコツと貯蓄に励んでいる人たちのスゴ技を紹介しよう!
【その他貯金】ユニークなルールで楽しみながらたまる一石二鳥の“貯金術”
独特のルールで、貯金に成功している人もいる。
「家族全員お菓子が大好きな我が家では、家に置いてあるお菓子を一つ食べるごとに100円を貯金箱に入れることにしています。私が数を把握してるので、ズルはできません」(31歳.主婦)とは、まるでグリコの置き菓子システムのよう。お中元などでもらい物が多い時期は、かなりの金額に。夫婦でためたお金は結婚記念日のちょっと贅沢な食事に使うそうだ。
「家族全員の生まれ年や結婚した年など、あらゆる記念年の硬貨を“アニバーサリー貯金”と称して大切にためています。あと、ピカピカの真新しい硬貨も貯金します」(45歳.自営)などは“小銭貯金”に近いが、見つけたときとたまる喜びで嬉しさ倍増。
期間限定だが額はデカいのが、“もやし結婚貯金”。
「結婚前に貯金&ダイエットがしたくて、毎日もやしや豆腐、大根ばかりを食べていたら、食費が少なくて済んで。おかげで、多いときは月15万円、1年半で200万円近くたまった。体重もかなり落ちた」(27歳.営業)
ゲーム感覚でユニークなのが、「1から365までの数字を書いた紙を箱に入れて毎日一枚ひき、夫と協力してその数字の10倍を貯金する」(32歳.主婦)という“365貯金”。10円だけの日もあれば、3650円の日もあるということだが、実はこれ、計算すると1年で66万7950円がたまる。
最後は、人間の本能.エロを貯金に変えているケースをご紹介。
「妻とのセックス一回につき2000円ずつ貯金しています。夫婦円満でお金もたまる、名付けて“幸せ貯金”です」(53歳.製造)
「彼女とエッチをするたびに、風俗代が浮いたということで1万円を貯金。 “つもり貯金”みたいなもので、月3万~4万円くらいになる。でも、たまったお金で風俗に遊びに行っちゃうことも多いんですが……」(30歳.IT)って、本末転倒なのはご愛嬌。
そして、なんとも素晴らしいのが、「夜の夫婦生活で、思わず先に声を出したほうが1000円を貯金するルールをつくっています。『負けないぞ』『先に声を出させてやる』と“S心”に火がつくし、妻に1000円を出させるための励みがマンネリを防ぎ、一石二鳥です」という男性は、なんと御年71歳!貯金技はもとより、その性豪ぶりこそ見習いたい!
イラスト/もりいくすお
― 月3万円余分にためる[貯金の奥義]【6】 ―
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