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米アップルCEOに「2026年退任説」が浮上中。AIでの劣勢挽回には“ジョブズ的リーダー”が必要なのか

■仕事で問われるのは「才能」より「役割」

時代が変わればすんなりと人が替わっているように見える。でもそれぞれの役割を簡単に替えることはできない。たとえば信長がずっと安定して天下を治めるのは難しかったかもしれないし、家康が2人に先んじて頭角を現しても天下統一はできなかったかもしれない。 Appleも同じだ。 ジョブズでも替えがいた。ティム・クックも、いずれ替わる。だが彼らが果たした「役割」は、簡単には替えがきかない。 仕事で本当に問われるのは、「自分は特別か?」ではなく、「いま、この局面で何を引き受けているか?」ではないだろうか。壊す人が必要なときもあるし、まとめる人が必要なときもある。また地道にコツコツ続ける人が必要なときもある。 では、AI時代にAppleに求められるリーダーシップはどんな役割なのだろうか。 またジョブズのようなイノベーターが必要なのかもしれないし、ナデラのような基盤を大事にしつつも社内の文化を変えられる人なのかもしれない。簡単に出せる答えではないが、「役割」に注目してこのニュースを追いかけていくと有意義だと思う。 Appleの次のCEOを巡る議論は、実はぼくら一人ひとりの仕事にも、同じ問いを突きつけている。 「いま、自分に求められている役割は何なのか?」 それを自覚できる人は、実は一番、替えが効きにくいのかもしれない。
シアトル在住。外資系IT米国本社のシニアPM。ワシントン大学MBAメンター(キャリア・アドバイザー)。大学卒業後にベンチャー企業を経て2016年に外資系IT企業の日本支社に入社。2022年にアメリカ本社に転籍し現職。noteでは仕事術やキャリア論など記事を多数発表。X:@fukutamanegi
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