「食べると尿意が消える」ボンタンアメがSNSで反響止まらず。真相を担当者に聞いてみた――年末年始ベスト
大事件ばかりがニュースではない、身近な小さな事件の方が人生を左右することも。注目のテーマを取り上げ大反響を呼んだ2025年の仰天ニュースを特別セレクション!(初公開2025年3月6日 記事は取材時の状況)
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鹿児島県鹿児島市に本社を置くセイカ食品が製造・販売しているボンタンアメ。
九州地方では定番のお菓子として知られ、レトロなパッケージに、象徴的な黄色いボンタンのイラストが描かれたデザインは、発売当初からほとんど変わっていない。
今年で発売開始から100周年を迎えるロングセラー商品だが、直近では「ボンタンアメを食べると尿意が消える」という体験談がXで急速に広まり、当該のポストは10万いいねを超えることも。
果たして、尿意が消えるのは本当なのか。
Xで多くの人から関心を集めている現象の真意について、セイカ食品の総務部長 上荒磯さんは「最初はなぜバズっているのか全くわからなかった」と話す。
そこで、事の発端は何かを探るために調べていくと、どうやら「大福を食べると尿意が収まる」という話がきっかけになっていることがわかったという。
ただ、ライブやコンサート、観劇など長時間トイレに行けない場面に大福をわざわざ持っていき、会場で食べるのは恥ずかしく思われてしまう。そこで、ボンタンアメをポケットからこっそり取り出して食べるようになった話につながり、Xで拡散されていったようだ。
「大福について調べてみたところ、毎日新聞の『お餅、大福が「受験のトイレ対策」になる?』という記事が最近紹介されていました。そこで医師の方が、『糖質が多く、水分量が少ない大福を食べると、一時的に尿の量を減らす可能性がある』という見解を示されていて、そういう解釈もあるのかと感じたんですね。
一方で、セイカ食品としては科学的な知見を持ち合わせていないため、お客様に対して『ボンタンアメを食べると尿意が消える』といったような、明確でない回答はできませんし、我々もよくわからないのが正直なところです」(上荒磯さん)
結論として、確固たるエビデンスがあるわけでもなく、あくまで個人の体験にもとづいた側面が強いと言えるだろう。「尿意が消える」感覚には個人差があり、必ずしもその効果を実感できるとは限らないわけである。
それでも実際のところ、Xでは「ライブ前に買う」「試してみたい」といった口コミが見られるなど、ボンタンアメに期待を寄せる人が多いのも事実だ。Xで話題化したことによる売り上げの影響はどの程度あったのだろうか。上荒磯さんは次のように語る。
「私たちは主にスーパーやお土産店、駅の売店などでボンタンアメを販売していますが、商品がすべて売り切れてしまうような事態は起きていません。ただ、AmazonのようなECサイトに関しては、いっとき『手に入りにくくなっている』」といった声をお客様からいただいて、一定の反響は実感しています。
ですが、商品が大量に売れているかというと、まだそこまで大きな規模には至っていないのが現状ですね」
奇しくも、ボンタンアメは100周年という節目を迎えており、思わぬところから注目されるようになったのは、セイカ食品にとってもポジティブな影響をもたらすのは間違いないだろう。
上荒磯さんは「今後もこれまで通り真摯に商品作りを続け、品質を守りながら製造を行っていくことが大切」だと話し、いつまでも愛され続けるブランドを目指していくとコメントを寄せた。
予期せぬ形で注目を集めたボンタンアメ。これからどのような反響が出てくるのか、引き続き動向を追っていきたい。
<取材・文/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

ボンタンアメ 画像はセイカ食品公式HPより。以下同
もとを辿ると「大福」が事の発端になっていた
SNSで話題化したことによる売り上げの影響は……?
それでも実際のところ、Xでは「ライブ前に買う」「試してみたい」といった口コミが見られるなど、ボンタンアメに期待を寄せる人が多いのも事実だ。Xで話題化したことによる売り上げの影響はどの程度あったのだろうか。上荒磯さんは次のように語る。
「私たちは主にスーパーやお土産店、駅の売店などでボンタンアメを販売していますが、商品がすべて売り切れてしまうような事態は起きていません。ただ、AmazonのようなECサイトに関しては、いっとき『手に入りにくくなっている』」といった声をお客様からいただいて、一定の反響は実感しています。
ですが、商品が大量に売れているかというと、まだそこまで大きな規模には至っていないのが現状ですね」
奇しくも、ボンタンアメは100周年という節目を迎えており、思わぬところから注目されるようになったのは、セイカ食品にとってもポジティブな影響をもたらすのは間違いないだろう。
上荒磯さんは「今後もこれまで通り真摯に商品作りを続け、品質を守りながら製造を行っていくことが大切」だと話し、いつまでも愛され続けるブランドを目指していくとコメントを寄せた。
予期せぬ形で注目を集めたボンタンアメ。これからどのような反響が出てくるのか、引き続き動向を追っていきたい。
<取材・文/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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