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「割れたグラスが刺さり…」19歳で片目を失明した女性を直撃。義眼20万円も全額自費…制度の狭間で苦しむ人々のリアル

「ひとりで行くような場所ではない」と釘を刺された

かたのめい

世界を見てまわり、現地の子どもと触れ合う機会も

――若い女性が身一つで海外へ行くというのは、周囲も心配しませんでしたか。 かたのめい:当然ですが、親は非常に心配してくれて。でも最終的には私の意志を尊重して、納得してくれました。アイスランド、インドネシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、オーストラリアのうち、3箇所分はアルバイトを掛け持ちして資金を貯めたのですが、足りない分は親が貸してくれました。  また、大使館の人も「若い娘がひとりで行くような場所じゃないから、やめといたほうがいいのではないか」と言っていました。でも、私の意志は固かったんですよね。 ――現地ではどんなボランティアをしていたのでしょうか。 かたのめい:一例ですが、インドネシアでは路上生活の子どもたちに日本語を教えたり、カンボジアでは学校を建設する手伝いをしたりしましたね。

「身体障害者の定義」に当てはまらない

――話は変わりますが、片目失明という状態は、日本の制度上、保護されていない部分も多いそうですね。 かたのめい:そうですね。簡単にいうと、片方の目が一定の視力がある場合には、厳密に言えば身体障害者の定義に当てはまりません。したがって、身体障害者が受けられる福祉サービスが受けられない場合があります。たとえば、義眼の製作費用も、自費になる場合が多いですね。  ただ、片目がほぼ見えていない状態は、想像すればだいたいわかってもらえると思うのですが、不便なことが多いです。遠近感がなくなりますし、人によっては頭痛などの頻度が増えることもあるようです。 ――義眼は結構高いのでしょうか。 かたのめい:片目失明の人たちが作る義眼は、美容義眼と呼ばれていて、保険が適用されません。私がおパスポート用に作った仮の義眼があるのですが、20万円ほどしたと思います。少なくとも私にとっては、気軽に製作できる値段ではありませんでした。
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漠然と感じた不便さが理解できるように
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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かたのめいデビューシングル「Croissant (クロワッサン) ~ 欠けた世界で気づけたもの ~」
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