更新日:2026年02月04日 17:33
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「はじめてのおつかい」を観たアメリカ人のリアルな反応。「子供の単独行動」が“極端に制限”される理由

「小さい子供だけで外出は危なすぎる」……アメリカ人が人気番組に示した難色

’22年にネットフリックスが「Old Enough !」( 「何かをするのに充分な年齢」という意)というタイトルで「はじめてのおつかい」の世界の配信を始めた。日米の暮らしの違いを知るには、これ以上のものはないとその時、アメリカ人の友人数人に「はじめてのおつかい」を見せようとした。知人のほとんどは大都市ニューヨークに在住で、いずれも、見る前から番組の設定に難色を示していた。 「小さい子供だけで外出だと?やめてくれ、危なすぎる」 「リアリティーショーはアメリカにはたくさんあるけど、そんなことを考える奴はいない」 驚きを超えたような反応ばかりで、中には「ナンセンスだ」と怒り出す知人さえいた。 何とか見せるところまでたどりつくと、楽しんでいたが、「東洋の変わった習わし」とみなし、現実味は持てなかった様子だった。

ネットフリックス「はじめてのおつかい」について取り上げるABC News

当時、アメリカの主要メディアも次々に「はじめてのおつかい」について取り上げ、大きな反響を呼んだ。ニューヨークタイムズは番組紹介の記事のほか、日本の文化論やアメリカの教育事情などを盛り込んだ別の記事を配信したほどだ。 アメリカ大手メディアの他の記事には、撮影場所は日本の地方であり、都会とは違う特殊な環境だからできることだ、というような指摘もあった。日本人としてはいささか首を傾げたくなるような分析で、自分たちにとって信じられない世界を、無理やり「特殊な環境」にはめ込んで説明しているように思えた。そのぐらい、「はじめてのおつかい」はアメリカ社会では考えられないものなのである。 ただ、そのアメリカも、かつては子供が自由に走り回っていた。今のような厳しい規制体制を作ったきっかけの一つになったのは、ニューヨークで起きた誘拐事件だった。
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ニューヨーク・ソーホーで起きた誘拐事件
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ニューヨークを拠点に活動するフリージャーナリスト。業界紙、地方紙、全国紙、テレビ、雑誌を渡り歩いたたたき上げ。専門は経済だが、事件・事故、政治、行政、スポーツ、文化芸能など守備範囲は幅広い。
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