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「イエスかハイか喜んで」男社会の“ガテン系”会社に入社した金髪娘…母と変えた“空気”「噂話やいじめは絶対に許さない」

「印象に残らなかったら負け」(娘)vs「これが若い子の感覚か」(母)

会長室の美幸さん。棚の上にはフィギュアやキティちゃんも並ぶ

美幸さんが副社長になったのち、まず宣言したのは「噂話やいじめは絶対に許さない」ということだった。それまで不規則だった休みも整え、長年働いた職人に報いる制度も整備した。だが、制度以上に変わったのは“空気”だという。 ーー美幸さんが会社のトップになってから、会社にはどんな変化があったのでしょうか? 美幸:まず、副社長になったときの第一声で、社員の皆さんに「噂話やいじめは私が絶対に許しません」と宣言しました。それから、会長になってからは、休みが不規則だった建設業界ではまだ珍しい「4週6休制」を導入して福利厚生を整えました。そして、これは亡き夫と前から構想していたのですが、勤続30年以上1000万円の定年退職金制度の導入。これは、職人さんへの感謝の気持ちと老後も豊かに暮らしてほしいという思いもこもっています。

社内で女性社員と談笑する七海さん

ーー七海さんから見て、社内の雰囲気はどうですか? 七海:会社の皆さんに面倒みてもらいながら楽しく働いています。礼節さえわきまえていれば、社風もめちゃくちゃ自由! すっぴんで、おさげで出社しても、ネイルをしてても誰も何も言いません(笑)。正直、前の仕事の方が、髪色とか厳しかったな……。 美幸:実は、私は入社前にちゃんと、「金髪はやめてね」って言ってたんですよ(笑)。 七海:だから何度も言ってるけど、ハイライトだけだって! 美幸:若い子の感覚がわからないの(笑)。でもね、彼女を見ていると、「金髪だから仕事できないの? それって私の個人的な好き嫌いじゃない?」「金髪がダメなら、外国の方雇えなくなっちゃう」なんて考え直すようになってきて……。今は七海に学ばされたなって思うんです。 母としては娘に対して、「そろそろ髪色を染めたら?」と言うことはあります(笑)。けど、会長としては言わない。そこはちゃんと分けてます。 七海:私は別に目立ちたくてやっているわけじゃないけど、印象に残らないより、残った方が勝ちだと思ってて。たとえば仕事先に挨拶に行くとき、あとから「誰だったっけ?」ってなるより、「金髪の人だよね」って覚えてもらえたら、そっちのほうが絶対にいいじゃないですか。良かろうが悪かろうが、印象に残らなかったら負けだし、悲しい。 美幸:すごい考えてるんだね(笑)。
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建設業界の変革への気概
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