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“最強の拳”は意外とぷにぷに…拳を毎日アスファルトに叩きつける34歳男の素顔「仕事で会う人全員に(拳を)二度見される」

“拳をつくる”理由は昭和の空手家への憧れ

おケン様

拳を地面に打ちつけるトレーニング

――大会には出ているんですか? おケン様:それが、もう何年も出ていなくて。周りからは「いい加減出れば?」と言われるんですけど、日々の鍛錬が好きで空手をやっているので。大会に向けて鍛錬しているわけではないんですよね。 ――それは、武道の精神が稽古にあるということですか? おケン様:その通りです。先ほど「丁寧な方で安心しました」と言っていただきましたが、武道は礼儀を重んじているので、うれしかったです。あとは昭和チックなことを言うと、本物の武闘家は試合に出ようが出まいが、常に仕上がっているんですよね。それがかっこよくて。時代には合っていないかもしれないですけど、自分もそうなりたいと思っています。 ――佐竹雅昭さんを思い出します。 おケン様:まさに! あの頃の空手家が好きです。 ――あの頃と今では、何が違うんでしょうか。 おケン様:今、「空手」と聞いて多くの人がイメージするものって、たぶんフルコンタクトよりもスポーツ系の空手なんですよね。つまり、そっちがメインストリームになっているんです。僕のイメージする空手は、「K-1」で活躍していたような空手家が何人もいて、テレビでも注目されていた時代です。一発で相手を倒すような大きい技もあって……かっこいいんですよね! ――あぁ! でも、それこそ、おケン様が大会に出て盛り上げればいいんじゃないですか? おケン様:それを言われると、ぐうの音も出ません。ただ、今は動画を通じて空手や運動を広めるのが楽しくて。大会に出るなら、動画をつくっていられないくらいストイックに稽古しないといけないと思っています。勝つために、仕事を辞めてしまう人もいるような世界なので。甘くないんです。 ――でも、大会に出ないとなると、どうしてあそこまで拳を痛めつけるような過酷なトレーニングを日々、行なっているのかが不思議なのですが……。 おケン様:それはもう、昔の空手家への憧れに尽きます。フルコンタクト空手って、グローブやサポーターなどを着けずに素手で闘うんです。なので、すぐに折れたりしちゃうんですよ。そのために、こういう風に“拳をつくる”っていうことを昔の人はやっていました。外国人と日本人では骨格が違うので舐められがちなんです、「カモン(=打たれても効かないよ)」みたいな。でも、この拳を見たら、さすがにビビると思うんですよね。そういう昔の空手家への憧憬なんです。

トレーニングは毎日4時間、みっちりと

おケン様

「ハゲていません。坊主です」と繰り返す、おケン様

――理解しました。トレーニングは毎日しているんですか? おケン様:仕事で帰りが遅くなった日はできないこともありますが、基本的には毎日です。柔軟から始めてランニングで15キロメートル走って、そこから腹筋を300回。拳立て伏せを100回、指立て伏せを100回、そこから拳をつくるので、休憩含めて毎日4時間程度でしょうか。 ――『ワンパンマン』みたいですね。 おケン様:主人公のサイタマですよね。コメントでめっちゃ言われます。 ――坊主ですしね。 おケン様:そうです、ハゲではありません。坊主です。
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仕事で会う人全員に二度見される
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編集者・ライター。「Tokyo Reimei Note」というウェブメディアを運営するほか、雑誌『実話ナックルズ』で連載中。「エスクァイア日本版」でも執筆中。SDガンダムとヴィジュアル系は永遠の青春。X:@yunini1203
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