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34歳でコンビ解散…「3児の父の元芸人」が告白する“作家一本”で生きるリアル

「これは作家の仕事なのかな?」という案件も

かーしゃ

かーしゃさん、ご家族での一枚。2024年には第3子が誕生した

——「作家=テレビ」という印象がありましたが、ネット時代になって仕事の幅は変わってきていると感じますか? かーしゃ:テレビの企画会議に出るような「ザ・作家」みたいな仕事もありますが、自分はそこにはなじめませんでした。 一方で、「作家」と呼ばれる仕事の幅は本当に広いと実感しています。名乗ってはいるけれど、「これは作家の仕事なのかな?」と思うような案件も多いですし、YouTubeなどのプラットフォームが増えた分、細かい仕事は増えています。 だからこそ、「作家」という言葉にあまり縛られず、選ぶ仕事に線を引きすぎないほうが、結果的に仕事は増えていくはずです。

自分で動かなかったら本当にニートに…

——転向して最初のころは悩むことも多かったですか? かーしゃ:就職と違って「何もしなくても仕事が来る」わけではないので、自分で動かなかったら本当にニートになる。それに、企業と関わりもあり、社会人としての常識やマナーも問われます。最初のころは「作家とはこうあるべき」と自分を縛ってしまい、舞台に立つのは違う、言葉遣いも完璧でなきゃと過剰に意識していました。でもそのストレスからか、原因不明の40℃の熱が出てしまって……。 そこから、「作家だから」と気負わずに、自分のペースでやればいいと思えるようになったんです。いまでは必要があれば舞台にも立ちます。周りは案外、誰も気にしていないんですよね。 だから、芸人を辞めても“お笑いを辞める”必要はない。やりたいことを、その都度やっていいんだと思います。  *  *  *  いまの時代、「裏方」と呼ばれる人がメディアに登場することは、もはや珍しくない。 「出役」と「裏方」の境界が曖昧になりつつあるなかで、作家という仕事もまた、自分で線を引かずに立ち回ることが、この業界を生き抜く一つのあり方になっている。  出る側と支える側、その両方を行き来しながら模索を続けるかーしゃさんの姿は、不安定な時代に「好きなことで食う」ためのリアルなモデルケースといえそうだ。 取材・文/福永太郎 <かーしゃさんプロフィール> 1988年生まれ。埼玉県出身。12年間お笑い芸人で活動。お笑いコンビ「ジャイアントジャイアン」として浅井企画に所属。芸人引退後、2023年から作家やプロデューサー業を開始。ライブ・イベント制作、ネタの台本制作、ネタ見せの講師などの活動をしている。制作しているライブは、今まで見たことのないコンセプトのライブを数々開催しており、ライブシーンでは話題になっている。ハナコYouTubeチャンネル「ハナチャン」、YouTube「GGチャンネル」などを担当。 X(かーしゃ):@ka_sha27 X(団体アカウント):@Live_kasha
1988年東京生まれ。ライター・編集者。俳優、スポーツ選手、芸人などの著名人から、メーカー担当者や経営者まで幅広くインタビューを担当。家電専門メディアにてレビュー記事執筆も手がける。
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