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「完全に失明する可能性もある」医師に告げられた32歳男性の絶望。原因は長時間のスマホ利用、たった1年で視力は0.02以下に

眼のダメージを和らげる、スマホ利用のコツ

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眼科専門医の栗原大智氏

 スマホの過剰使用は、近視の進行の原因となり白内障や緑内障の危険因子を上げ、老後の失明リスクを高める可能性もある。つまり、ミドル世代であっても前述した「2050年スマホ失明リスク」の最前線にいるのだ。健康な眼を維持するため、日常生活での予防法として、『スマホ時代の「眼」メンテナンス』の著者で眼科医の栗原大智氏は次のように提言する。 「もちろん、スマホの利用時間を減らすことがベスト。その上で、眼への負担を少しでも和らげる手段として、スマホスタンドを使うのはおすすめです。手に持って使用すると無意識のうちに眼に近づけてしまいますから。また、スマホで文字を入力する行為は、小さな画面の中でもより一箇所に視点が集中しやすくなり、眼に負担がかかります。LINEやメールなどはパソコンで済ませるというのも手です」  また、スマホから供給されるコンテンツの中でもショート動画は注意が必要だ。 「指で軽くスワイプするだけで次々画面が切り替わるショート動画なら、長時間みていられるという人も多いのでは。しかし、視点を動かさず一箇所を長時間凝視し続けることは、なにより眼へのダメージにつながります。視聴する前にあらかじめ時間を決めておくといいでしょう」  加えて、すでに近視が進んでいる人は、こまめに視力をチェックしたい。前出の川本氏が勧めるのが、片目ずつで見る習慣をつけることだ。 「スマホに絡む病気は両目同時に起こることは稀で、ほぼ片方から悪くなる。左右それぞれで確認し、歪んで見える、昨日と見え方が違う、左右で差があると気づいたら、できるだけ早く眼科へ。特に近視の人は、症状がなくても年に一度は必ず受診してほしいですね」(川原氏) スマホをやめることは難しい時代だからこそ、いつまでも見えて当たり前という感覚を疑うことが重要だ。 【眼科専門医】 川本晃司氏 1967年山口県出身。眼科専門医、かわもと眼科院長。著書『スマホ失明』(かんき出版)が話題。地域医療の傍ら啓発に注力 【眼科専門医】 栗原大智氏 よこすか浦賀病院医長。SNSでは眼の健康について積極的に発信、啓蒙活動を行う。著書に『スマホ時代の眼メンテナンス』 取材・文/櫻井カズキ 吉沢さりぃ
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