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渋谷駅前“勝負乃神”が鎮座する武骨な世界観「超高温」と「超高湿度」の“DUAL式”でストイックに汗を流す【ミスSPA!2025 三木優彩/ベストサウナvol.72】

週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2025(5代目)」たちによる、連載「ベストサウナ」。第72回は『オールドルーキーサウナ 渋谷忠犬ハチ公口店』をレポートする。

勝負の神に祈りを捧げるサウナ

ベストサウナ●今回のサウナー・ミスSPA!2025 グランプリ 三木優彩ちゃん 1999年、大阪府生まれ。T160 B82 W62 H86。特技はクラシックバレエ、英語。公式X(@yusa_miki95)

110℃の高温で、5分に1回の強烈オートロウリュに耐え抜く

 東京・渋谷駅前すぐ。雑居ビルの上に、都内を中心に展開する会員制サウナ「オールドルーキーサウナ」の渋谷忠犬ハチ公口店はある。会員制サウナと聞けば、洒落た大人の隠れ家を想像するかもしれない。だが、その実態は真逆で、“アツアツキンキンガラガラ”を掲げる、徹底的にストイックな玄人仕様のサウナなのである。
ベストサウナ

各種ととのい椅子が並んだ休憩エリア。利用者数を調整しているため、渋谷駅至近ながらガラガラ空間を実現

ベストサウナ

“超高湿度”に振り切った会話OKの「談話サウナ室」。もう一方の「絶対静寂サウナ室」は超高温設定でおしゃべり即退会。どちらも100℃超えで激アツ

 オールドルーキーは店舗ごとにテーマを設けており、ここ渋谷は“DUAL”と称して、おしゃべり厳禁の「絶対静寂サウナ室」と、会話専用の「談話サウナ室」という対照的な空間を2室用意。それぞれを不定期で“超高温”と“超高湿度”に振り分け、どちらも5分に1回のオートロウリュと熱風で攻める、容赦なき熱設定だ。両室を行き来しながら“DUAL式”で、深部まで一気に体を温められる。  さらに、昨年3月のリニューアルでは、「勝ちサウナ」という新たなテーマを掲げ、浴室内に鳥居を新設。サウナストーブには“勝負乃神”が鎮座するなど、より“闘うサウナ”としての世界観を強化した。その一方で、昨今のサウナ事故を受けて、各サウナ室に緊急用ハンマーを設置するなど、安全面への配慮も速やかに徹底している。  水風呂も常時8℃設定のキンキン仕様で、水温にも抜かりなし。「熱」で限界まで追い込み、「冷」で一気に刈り取る……。その振り幅こそ、この施設の真骨頂だ。ほかにも、浴場奥に喫煙スペースが設けられるなど武骨な世界観が貫かれており、「100人来たら95人は二度と来ない」と店長自ら語るほどの尖りっぷりだが、残る5人は虜になって通い続けるのだという。
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“勝負乃神”を祀った「勝ちサウナ」。入る前に鳥居で一礼

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水温はキンキンの約8℃。頭までかけ湯をすれば潜水もOK

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水風呂には区切りがつけられており、4人が同時に寝転べる

 インフィニティチェアが並ぶ休憩エリアは、空調管理も徹底。モニターには施設スタッフからのメッセージが流れ、銭湯のかわら版チラシのような親しみやすさも心地いい。同店を含む数店舗はビジター利用が可能だが、会員制という「いつでも戻れる場所」を持つ安心感もまた、ブランドの核と言えるだろう。  運営会社は、サウナ事業に加え、喫煙コワーキング&カフェや木更津でのホテル展開など、新たな挑戦も進行中だが、根底にあるのは一貫して「働く誰かを汗や煙を通して癒やす」という思い。万人向けではないかもしれないが、覚悟を持って門を叩いてみれば、唯一無二のサウナ体験が待ち構えているだろう。 ベストサウナ ベストサウナ
<取材・文/森野広明 撮影/三田のえ>
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