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被害者は「死にたい」とも…元ジャンポケ斉藤“ロケバス事件”。母親の証言で明かされた“被害当日の全貌”

母親自身の経験と重なる「深い傷」

東京地方裁判所

3月13日(金)、初公判時の東京地裁前、傍聴席を求めて集まった人々/筆者撮影

 さらに、過去の母親自身の経験を踏まえて、Aさんの状況について、このように心配した。 「事件当日の仕事に期待を持って出かけていたのに、ものの数時間で想像もしないようなことになってしまって、とても今日まで苦しんでいます。20代という一番人生で良い時期を、こんなことで苦しみを受ける姿を見ていると、とてもつらいです……」 「私も学生のころ、露出狂に遭ったりしました。でも誰にも言えず、今この歳になってもこの道(筆者注:被害を受けた場所)を通ると、『あっ』と鮮明に思い出します。娘はどんな想いでいるのか。今後生きていくうちは、ずっと瞬間瞬間で思い出すことがあると思うととてもかわいそうです」

「なんで私ばっかり…」Aさんの言葉が突きつける被害の現実

 母親が証言する中で、昨今取り沙汰されている芸能界の性被害問題に触れて、Aさんはこのように吐露したこともあったと述懐する。 「なんで私ばっかりこんな目に遭うの?」 「よくテレビとかで同じようなことをされたとの報道があるけど、なんでと思っていたけど。その人たちの気持ちがやっとわかった」  斉藤被告は終始、表情を変えることなく証言を聞いていた。母親の尋問が終了して一時休廷になった後、午後からAさんが証言した。法廷で被害者本人が語ったこととは——。  後編では、Aさんの証言内容を詳報する。 文/学生傍聴人
傍聴歴7年、傍聴総数1000件超。 都内某私立大の大学院に在籍中の現役大学院生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴をはじめ、有名事件から万引き事件など幅広く傍聴している。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行なっている。
Xアカウント:@Gakuse_Bocho
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