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「なんで入れちゃったの」と泣き崩れた母。刺青150万円、舌先は二つに…28歳女性が“夜の街”で真面目に生きる理由

「150センチ65キロ」から「35キロ」に

――時間軸が戻りますが、小中学生のときはイジメに遭っていたとか。 たまき:母がたくさん美味しい料理を作ってくれる人で、「いっぱい食べな」と娘たちに食べさせるので、太っていたんですよね。150センチ65キロくらいあったので、小学生時代は「デブ」と罵られて……。中学生の途中から過度なダイエットに振り切ったら、今度は体重が35キロくらいになってしまって。当然、生理も止まります。拒食症と診断されました。 ――太っている自分を変えることでイジメから逃れようとした。 たまき:そうです。イジメは止まったのですが、途端に中学校にいる人たちが有象無象に思えてしまって。きちんと勉強しようと思ったんです。もともと読書も好きで学習環境はあったので、地元ではそこそこの進学校に行くことができました。 ――進学校だけれども、大学進学は選ばなかった。 たまき:友人にも恵まれて、とてもいい環境だったんです。校風が比較的自由で、私服だしいろんな表現をする子はいるけれど、基本的に勉強を頑張る子が多かったです。高3で理系のクラスに進学したことで、周囲にいたこれまでの友人がいなくなってしまって、病んでしまったんです。机にも向かえなくなって……本当は美大なども検討していましたが、断念して専門学校に行きました。

刺青に費やした金額は「150万円」

黄泉竈食(よもつへぐい)たまきさん

頬のあたりにもお気に入りの刺青が

――21歳のとき、初めての刺青を彫りますよね。 たまき:そうですね。脇腹のあたりに彫ったのが最初です。1つ彫ると、「次はあの場所にこれを彫りたい」というのが次々に浮かんできて……3ヶ月に1回くらいのペースで彫っていましたね。もちろん、その間、母にはバレていません。24歳で自殺未遂をするまでは、隠せていたんです。 ――結構なハイペースですが、これまでのトータルの刺青にかけた金額は? たまき:考えたこともないですね……でも、たぶん150万円はいってますよね。もっとかもしれない。最近も、腕に大好きな漫画のカットを入れたんです。
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「刺青=家庭環境がよくない」と一概には言えない
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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