更新日:2026年05月25日 14:24
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埼玉・大宮の車両基地跡地、“SL型”“投げロウリュ”など多彩な熱源で「ととのい旅」【5代目ミスSPA! 空見みあ/ベストサウナvol.73】

週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2025(5代目)」たちによる、連載「ベストサウナ」。第73回は『リトルリトリートデポ』をレポートする。

実際に体験できるサウナの見本市

ベストサウナ●今回のサウナー・5代目ミスSPA! グランプリ 空見みあちゃん 大阪府出身。T153 B93 W58 H90。趣味はコスプレ、アニメ観賞。特技はガンプラ作り。公式Xは@srm_mia

7棟の異なるサウナを、線路の真横で堪能

 埼玉県・JR大宮駅西口から南側に約7分程歩くと、ふいに開けた余白のような空間が現れる。昨年11月にJR東日本グループがオープンした「リトルリトリートデポ」(以下、リトデポ)は、電車のメンテナンスを行っていた車両基地跡地を活用した複合施設で、サウナとデイキャンプ、バーベキューを楽しめる都会の小さな“拠点”だ。
ベストサウナ

熱源にペレットを使用した「PIONEERI」。燃料を自動投入してくれるので、安定したサウナ浴が楽しめる

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チラー搭載の水風呂「Hagoromo1」も、実際に購入できるモデル。冷たくまろやかな水で、深いクールダウンが味わえる

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裏手には人工芝の山が。列車が走る音を聞きながらの外気浴は格別

 最大の特徴は、全国から集められた国産サウナ小屋を一度に体験できること。現在は、3月7日にお披露目されたオリジナルのSL型薪サウナ(SL SAUNA)を含め、計7棟が稼働。薪サウナが4棟、電気、ペレット(木質固形燃料)、スチーム式が1棟ずつと熱源も多彩で、どれも90℃前後の設定ながら、体感は驚くほど違う。  国産ヒノキの香りが心地よい電気式の「サウナトレーラー」に、ペレット燃料を自動投入することで安定した熱を生み出すキューブ型の「PIONEERI」。2層構造が特徴の「Kivana NEST」や、珍しいコンクリート製の「KUUMA RC」など、同じサウナユニットでも素材や設計によって熱の質が大きく変わるのが面白い。  なかでも最大サイズの「SaunaHax®」は、本格的なフィンランド式薪サウナ。離れた場所からストーブに水を放つ“投げロウリュ”で、蒸気が一気に立ち上る瞬間は爽快だ。独自のスチーム技術で髪や肌に潤いを与える『Caldaia』を除いて、どのタイプもセルフロウリュが可能だという。
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名物の“投げロウリュ”も体験できる

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キューブ型の外観がアウトドア空間にも映える

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薪の炎を眺めながら楽しめる本格フィンランドサウナ「SaunaHax®」

 水風呂エリアには、車両の下部点検に使われていたピットの遺構が活用されている。通常の水風呂は17℃前後で、冬季は38℃の湯も用意。さらにチラー付きの強冷水風呂もありシングル温度も狙えるなど、温度差によるメリハリあるクールダウンが楽しめる。休憩には、ぜひ人工芝で造られた山に寝転ぶことをおすすめしたい。視線の上を新幹線の先頭車両がすっと走り抜けていく光景は、ここならでは。都会の駅近サウナでありながら、風や空の広がりを思いっきり感じられる、外気浴が心地いい。  鉄道の記憶を残したレガシー空間で、国産アウトドアサウナの多様な魅力を体験できるリトデポ。都会のそばで、熱と風と空を感じながら、少しだけ暮らしの速度を落とす。そんな時間を与えてくれる場所なのである。 ベストサウナ ベストサウナ <取材・文/森野広明 撮影/林紘輝(本誌)>
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