ライフ

かけそば410円、天丼550円…安すぎる「小諸そば」に“血糖値400超え”男が挑む。“親子丼をチェイサー”にする狂気のランチに店員も困惑

そばは噛んで食べたほうが美味い

小諸そば

薬味を投入し放題なのがうれしい

一品ずつお盆で提供されるため、それを自らせっせとテーブルへ運ぶ。天つゆとそばつゆもいくつも並び、テーブルいっぱいに食事が広がった。 今回の組み合わせだが、まず、もりそばが4人前ということになる。純粋に、そばは健康にいいので、それくらいの量を食べないと物足りない。 小諸そばはネギとわさびが卓上調味料として使い放題である。筆者はこの2つがたっぷり入ったそばつゆが好きなので、ずっと入れ続けられるのはありがたい。ところで、テーブルにはほかにも梅干しがあるのだが、これはどのタイミングで食べるのだろうか。 そんなことを思いながら、そばをすする。「そばは噛まずに喉越しを楽しむものだ」とはよくいうが、普通に噛んだほうが美味しいと思う。あと、糖尿病なので、医者からは「よく噛んで食事しなさい」と言われている。だから、飲み込むことはない。

かき揚げとえび天を選んだのにもワケが

小諸そば

天ぷらで油分を摂取

しかし、そばだけだとさすがに飽きが来る。そこで重要なのが天ぷらだ。 子どもの頃は、そばと天ぷらの組み合わせの良さがわからなかった。それぞれ別に食べればいいじゃないかと思っていた。だが大人になるにつれて、そばだけでは「物足りない」ということを知った。 量を食べるのであれば、天ぷらも大きいほうがいい。期間限定メニューで穴子天もあったが、正直それだけで満足してしまう。そこで単体では食べづらいかき揚げを2つにした。 かき揚げこそ、子どもの頃は何がうまいのかわからなかったが、いまではこれがないとそばが成立しない。サクサクの食感だけではなく、つゆに浸すことでふわふわにもなる、魔法の天ぷらだ。 そして、このテーブルには今、つゆが2種類もある。天つゆにつけるのもよし、そばつゆに入れるのもよし。これでそば4人前はいける。 えび天は美味しいが、「長期戦」には小さすぎる。イカ天ととり天は個性が強すぎた。だからこそ、ここぞというタイミングでえび天をかじる。何事も、何度か通ってわかるものだ。
次のページ
親子丼は「チェイサー」である
1
2
3
編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。出版社に勤務する傍ら、「ARBAN」や「ギター・マガジン」(リットーミュージック)などで執筆活動中。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)がある
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】