予期せぬ事態に涙の早﨑すずき
――ハプニングというと、どういうことがありました?
塩釜:先ほど話した「炭酸のせいじゃない」で、1部のときにピアノのキーが全然違うものが流れていて。ピアノのキーが半音上がる設定になってしまっていて、「ファ」を弾いても「ソ」が出ちゃうような状況だったんです。
柳堀:だから、すず(早﨑すずき)も弾き始めからめちゃくちゃ混乱していて。彼女は絶対音感を持ってるからこそ、弾いたら違う音が出てくることが訳がわからないっていう。曲が始まってから異変を感じて、ステージ上で仁愛(八木)と二人で目を合わせて、「キーを上げよう」っていう修正のジェスチャーをしていたんですけど、ラストに音が転調したらさらにキーが上がっていって、苦しい~!ってなってました(笑)

早﨑 すずき
――1部が終わって、ステージ裏に戻ったときに早﨑さんは号泣していましたよね。
塩釜:彼女はかなり気にしてました。だからこそ、スタッフさんに「時間をかけて準備してきたものを届けることができないなら合唱をやらないほうがいいです」と言っていて。その気持ちもわかるけど、私は「次があるから、次はそんな事おきない大丈夫」って何度も声を掛けてました。
柳堀:少し落ち着いたあとに、すずと話したら、「もう最低を味わったから次は強い気持ちで挑める」っていうことを話していたので少し安心しました。
――どうなるのかなと思っていましたけど、二部では持ち直されてましたね。
柳堀:そうですね。歌いきれたことは誇りに思います。
塩釜:反省会では、「あれは逆に一旦止めて、仕切り直すのもアリだったんじゃない?」っていう話もあって。今回はしょうがないことだったけど、1部のようにならないような対策はしっかり話し合いました。
柳堀:うん。すずも自分のためじゃなくて、ライブが好きだし、僕青の合唱を届けるために弾いてくれているので。背負ってもらっている部分も大きいから。
――今回のツアーでは、定番曲の演出もパワーアップしています。「青空について考える」では、楽器ができるメンバーの演奏が入っていたり。塩釜さんはクラリネットを演奏するのも久しぶり?
塩釜:バラエティ番組「坂道の向こうには青空が広がっていた。」で披露したことはあったんですけど、1年ぶりぐらいに弾きましたね。クラリネットは何かあったときに心を助けてくれる存在だと思っていたので、上京したときに持ってきて、ずっと部屋に置いていたんですけど。
――公演が終わったあと、楽屋前の通路でお手入れしていたときはどんな気持ち?
塩釜:今回、すごく素敵なフレーズが詰まった「青空について考える」の楽譜をいただいて、僕青の曲をクラリネットで奏でるのは初めてだったので嬉しかったです。次の宮城公演でも良い音で弾かないといけないので、「今日もいい音を出してくれて、まずはありがとう」という気持ちを込めてお手入れしていました。
――「反響のティッピングポイント」の最初、柳堀さんの雄たけびも最高でした!
柳堀:1サビで、2サビの最後で同じパートを私が担当していて、印象に残りやすいのは仁愛なんですよ。だけど、私も負けたくないなって思うし、反骨心を持った曲でもあるので(笑)。今までにない煽りのパートだったので、これがきっかけで新しい僕青の煽りの印象が残ったらいいなと思っています。