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佐々木朗希と菅野智之に明暗…同じ“不運な展開”から結果が分かれた「決定的な経験差」

一歩間違えば逆転弾…菅野が見せた危機管理力

 菅野にも不運な場面があった。不運に襲われたのは勝利投手の権利が懸かった5回表。2死から9番打者に内野安打で出塁を許すと、続く1番ターナーを平凡なライトフライに打ち取ったと思われた。  しかし、右翼手モニアクが太陽の日差しが目に入ったか、打球を見失い結果は二塁打に。一打出れば同点、一発が出れば逆転という大ピンチを招いてしまった。  ここで菅野が対峙したのは、昨季大谷翔平(ドジャース)との争いを制し、ナ・リーグ本塁打王に輝いたシュワーバー。カウント2-1から菅野が投じたスライダーはやや甘く入り、シュワーバーの打球はセンターへの大飛球に。メジャーの本拠地30球場のうち28球場で本塁打という一撃だったが、フェンス手前で打球は失速し、中堅手マッカーシーのグラブに収まった。  不運な安打から4失点した佐々木とは対照的に、このピンチを何とか無失点で切り抜けた菅野。続く6回を三者凡退で打ち取り、昨年9月以来となるクオリティースタートも記録した。

5回6失点でも…佐々木朗希が見せた成長の兆し

 不運な内野安打が失点につながり、さらに大きな傷口を広げた佐々木。そして、百戦錬磨の落ち着きで、ピンチをしのぎ切った菅野。昨季と同様に、やはりプロ野球時代の経験値の差がそのまま出た試合だったともいえるだろう。  それでも佐々木は6失点を喫したあとの5回もマウンドに上がり、そのイニングは三者凡退に打ち取っている。そして、これがその後のドジャースの逆転につながるという収穫もあった。  地区ライバルでもあり、今季中に先発投手として投げ合う可能性もありそうな佐々木と菅野。ちょうど一回り年齢が違う2人の2年目から目が離せない。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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