痛風対策で「イクラは控えています」の落とし穴。魚卵より恐るべき“意外な飲み物”とは
魚卵より恐るべきものは!?
では、実際に何から見直すべきか。診療で先に確認することが多いのは、食べ物より実は飲み物。
男性約4万6000人を12年間追跡した研究では、砂糖入りソフトドリンクを1日2杯以上飲む人は、月1杯未満の人に比べて、痛風リスクが1.85倍に上昇しました。また果糖(フルクトース)の摂取量が多い人は、少ない人に比べてリスクが約2倍になりました。さらに、一見健康に良さそうに思えるフルーツジュースでも1日2杯以上の群で1.81倍のリスク上昇となりました。
果糖は代謝の過程でATPを消費し、尿酸産生を進めます。朝のジュース、甘い缶コーヒーや、エナジードリンクにスポーツドリンク。
こうした「飲む糖」が、時々食べる魚卵よりも問題になっている人が多い印象があります。
もちろん、果物を摂取することが高尿酸血症に直接悪いわけではありません。丸ごとの果物には食物繊維やビタミンが多く含まれているし、咀嚼するため食べる量も限られ、食する時間も必要になります。問題となりやすいのは、液体で一気に摂取する習慣です。「健康のため」と思って毎朝ジュースを飲んでいるなら、一度見直す価値はあるかも。
我慢の前に、優先順位を見直す
東京大学大学院医学系研究科を修了後、埼玉県のクリニックにて実臨床に従事。「健康・エイジングケア」に関する知見を、医学的視点から紐解き、メディアやSNSを通じて多角的に発信している。フジテレビ「ホンマでっか!?TV」評論家 等。 Instagram:@soshi_okamoto
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