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大谷翔平「51打席アーチなし」の危機的状況…。打球の「種別&方向」が示す“必然の低迷”

本塁打激減の背景に“ゴロ量産”

 もう一つ、大谷の不振に直結しているデータが、ゴロの多さである。11日終了時点でその率は44.1%。エンゼルス時代はこれより高いシーズンもあったが、ドジャースに移籍後は36.3%→39.7%と推移していた。  大谷のパワーがどれだけすごくても、打球がゴロなら本塁打になる確率はほぼ0%。過去2年は16.2度→15.0度と推移していた平均打球角度も今季は12.3度と大きく下がっている。

「二刀流の限界説」も浮上…大谷翔平が迎えた正念場

 そんな大谷に対して少しずつ囁かれ始めているのが、二刀流プレーヤーとしての限界説だ。エンゼルス時代は、二刀流として登板した翌日に休養することも珍しくなかった。エンゼルスも手探りの中、大谷のケアをしっかりしていた印象がある。  ところがドジャースでは2年前こそ打者に専念していたが、昨季は登板前後も打者としてほぼフル稼働。二刀流としてのこれまでの“酷使”が体に影響を与え始めていてもおかしくないだろう。ドジャースもそれを察知したかのように、今季は登板時に投手に専念させる試合も増やしている。  皮肉にも投手としては過去最高のパフォーマンスを見せている今季の大谷。果たして今の不振は単なるスランプなのか、それとも二刀流が曲がり角に差し掛かっているのか。今まさに大谷の真価が問われている。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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