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「どれだけ待たせれば気がすむんだ!」病院で怒鳴る高齢男性を黙らせた“小学生の一言”。「ドラマのワンシーンみたいでした」

幼い男児が放った言葉で我に帰った老人

幼い男児が放った言葉で我に帰った老人

※画像はイメージです。生成AIを使用しています

 あまりの怒号に一瞬静まり返った待合室でしたが、そのとき思わぬ「助っ人」が現れました。  その激昂した老人男性が立ち上がろうとしたまさにそのタイミングで、一人の幼い男児が駆け寄ってきたのです。幼稚園児ほどにも見えたその男の子は、老人の顔をまっすぐ見上げながら、こう言ったといいます。 「おじいちゃん、大きな声出したらだめだよ。静かに待ってください!」  無邪気な、それでいて真剣な表情で放たれた一言でした。すぐに母親らしき女性が現れ「こっちへきなさい。帰るわよ」と、男児の手を引っ張り連れ戻そうとしたそうです。しかし意外にも、怒り心頭だったはずのその老人は突然の言葉でふと我に返ったようで、男児のほうへ視線を落とし、一瞬ため息をついてから、やがて再びゆっくりとベンチへ腰を下ろしたそうです。

まるでドラマのような光景がそこにはあった

 小さな男の子が必死に話しかけている光景を周囲の人々が見守る中、どこからともなく手を叩く音が聞こえてきたと言います。やがて、さきほどまで張り付いていた緊張が一気にほぐれ、老人も少し気まずい表情をしながら落ち着きを取り戻したそうです。 「まるでドラマのワンシーンのようでした。看護師さんも受付スタッフさんもみんな男の子に暖かい拍手を送っていましたね。同時に、我に返った老人にもあの拍手は向いていたと思います。私もこの病院に来て長くたちますが、あんな光景を見たのは初めてでした」  子どもの純粋さは、大人の怒りや意地をあっさりと超えてしまうことがあるようです。「あの光景は今でも忘れられないですね」と、角田さんは穏やかな笑みを浮かべながら語ってくれました。  病院という緊張感のある場所だからこそ、その無邪気な一言がより深く心に刺さったのかもしれません。 <TEXT/八木正規>
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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